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一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

乗っていいバス、悪いバス

2008-07-28 | よしなしごと

警察の「民事不介入の原則」は最近緩くなったのでしょうか。

大分教員汚職:「本来の合格者」特定へ 県警がデータ復元
(2008年7月27日 2時30分 毎日新聞)

県警は押収した県教委参事(当時)らの公用パソコンから消去された採点データの復元作業をほぼ終えており、県教委と連携し“被害者”の何らかの救済に役立てたい考えだ。

捜査情報の第三者への提供、という意味で問題はないんでしょうかね?



ところでこの件で印象的なのは、他の都道府県で同様の話が出てこないこと。

多分20~30年前の頃は、議員の口利きなんて日常茶飯事だったと思いますが、他の都道府県の問題は全く出てきませんね。
結局大分県だけが「バスに乗り遅れた」(この場合「降りそびれた」が正確かも)ということなのでしょうか。

本件は世論や社会常識の「潮目の変化」を見誤るとエラい目に逢うという見本になるように思います。
確かに社会常識とその変化を意識するというのはCSRとかコンプライアンスでも重要だといわれています。確かに大分県の不正はあまりに「昭和的」すぎる感じもします。
しかし、あまり潮目の変化にばかり気をとられて戦々恐々とするのもどうなんでしょうか。

「KY」などという流行語がありましたが、じゃあその「空気」ってのは多数が常に正しいというところに違和感があります。特に福田内閣を「KY」などと言っているマスコミが一方で小泉政権時代を批判するというあたりは何なんだよという感じです。

結局やったことの客観的重要性(まあ、この「客観的」というのが何よ、という議論もありますが)を抜きにして目立った、気に入らない対象をバッシングする、というのが続くと(落書き問題なんかはその典型だと思います)、結局「目立たないように目立たないように」というのが行動原理になってしまいます。
結局これってイジメの構造に近いですよね。


エコだのクールビスだのと言うのも乗り遅れちゃいけない「バス」のひとつ、という感じがしています。
温度設定が26度はダメで28度がいいとか目に見える細かいことばかり気にしている反面、アリバイ作りのようなそれこそ生ぬるい施策が多いような気がします(あ、こんなこと前にも書きましたね(参照))。



いっそのこと真夏は会社を休むのが一番エコなんじゃないかと思う月曜の朝でした。

 

コメント
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