小さな自然、その他いろいろ

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日刊ゲンダイの卑劣なデマ記事

2011年03月23日 22時53分49秒 | 現代日本
 先日、このブログで転載しました夏井辰徳氏の記事『緊急報告:福島県南相馬市で見た「屋内退避」の矛盾』について、yahooブログの愛国様が記事にしておられます。日刊ゲンダイがこの夏井氏の記事を元に、表現を誇張して自衛隊がまるで無責任に逃げ出したかのようなデマ記事を載せたのです。
 自衛隊は命令されれば、すぐにそのとおりに実行しなくてはいけない立場なのですから、問題はそれを命令した北沢防衛大臣であり、これは日刊ゲンダイも書いてはいますが、菅政権の無能さと無責任さを示すものです。自衛隊は命令されれば、そうせざるを得ない立場であり、それがシビリアンコントロールというものですから、ゲンダイの記事のような、住民を置いて逃げ出したという書き方はあまりにひどいと思います。  
 実際、自衛隊は、福島原発の事故処理のために、命をかけて、作業をしておられる方もいるし、瓦礫の山を黙々と片付けて、道路を復旧させているのは彼らなのです。そして、自衛隊に救助された方は、すでに一万人を超えているという話です。今一番頼もしく頑張っておられる組織なのに、そんな彼らをいわれのない卑怯者呼ばわりするのは許せません。
 この記事を転載したときには、私は夏井さんの心意気に感心して転載したのですが、後で読んで、自衛隊批判に受け取られかねないことに、少し危惧を抱いたのは確かです。夏井さんは、誠意もあり芯のある方で、戦没者の遺骨収集に行かれたり、非常に素晴らしい活動をされています。ただ深夜にそういうところに行き合わせて、避難住人の方にとても同情されたのだと思います。だから記事が、少し感情的になったとも言えます。私ももう少し自衛隊批判とならないような説明を加えて、転載すべきであったと悔やんでいます。
 夏井さんも自衛隊批判をされる気はなかったのではと思います。日刊ゲンダイにうまく利用されてしまったのは残念です。
 日刊ゲンダイがどのように夏井さんの記事を見たのかわかりませんが、転載したことでゲンダイの目に触れる機会を増やしたことにも、少し責任を感じています。お詫び申し上げると共に、日刊ゲンダイの記事が、デマであることをしっかりとお知らせしたいと思います。

愛国様の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/ayahiro1959/34550408.html


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