ゲンダイネットでもうひとつ見つけた記事を転載します。これは以前近野滋之・民族主義者の警鐘でも、とりあげておられましたが、経団連の米倉会長がTPPを推進するのは、米倉会長住友化学が、ボロ儲けできるからだという話です。
TPPに加入すると、国内のいろんな規制が取り払われる可能性が非常に大きく、そうなれば、今まで遺伝子組換え商品は表示義務がありましたが、この義務がアメリカと同じく廃止されて、そのため遺伝子組換え商品が大量に入ってくる可能性があります。
それを見越して米倉さんが会長をしている住友化学は、アメリカのモンサント社というバイオ会社と提携しているのだそうです。さすが抜け目のない商売人ですね。
なぜTPPを推進するのか 経団連米倉会長 ボロ儲けのカラクリ
【政治・経済】
そういうことか!
反対論が強いのに、強硬にTPPを推進している経団連の米倉弘昌会長(74)。なぜ、シャカリキになっているのか。
大新聞テレビはまったく報じないが、ネット上では「米倉が会長をしている住友化学がボロ儲けできるからだ」と批判が噴出している。
TPPに参加すると、アメリカから「遺伝子組み換え食品」が大量に入ってくる恐れが強い。日本は遺伝子組み換え食品に“表示”を義務づけ、一定のブレー キがかかっているが、アメリカは表示義務の“撤廃”を求めているからだ。その時、国内最大の農薬メーカー、住友化学が大儲けするというのだ。一体どんなカ ラクリなのか。
「住友化学は昨年10月、アメリカのモンサント社というバイオ会社と提携しています。モンサント社は、強力な除草剤『ラウンドアップ』と、ラウンドアップ に負けない遺伝子組み換えの種子をセットで売っている。遺伝子組み換え種子ビジネスの大手です。ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤を作っていました。要する に、遺伝子組み換え食品が広まると、モンサント社が儲かり、ビジネスパートナーの住友化学もウハウハというわけです」(霞が関事情通)
しかし、自分の会社の利益のためにTPPを推進しているとしたら許されない。遺伝子組み換え食品にどんな危険があるか分かっていないからなおさらだ。
「TPPに参加したら、日本の食の安全は崩壊しかねません。たとえば日本は大豆の90%を輸入に頼っている。産地はアメリカが70%で、アメリカの大豆の 90%が遺伝子組み換えです。いまは表示を見れば遺伝子組み換えかどうか判断がつくが、表示義務が撤廃されたら、消費者は判断がつかなくなる。多くの消費 者は、強力な除草剤をまいても枯れない大豆、人為的に作った大豆が本当に無害なのか不安なはずです」(農協関係者)
住友化学は「米倉会長は経団連会長としてTPPを推進しているに過ぎません」(広報部)と釈明するが、米倉会長を国会に呼んで真相を問いただすべきだ。