小さな自然、その他いろいろ

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11月3日は明治節(明治の天長節)です。

2011年11月02日 13時55分16秒 | 無題

美しい国からの転載です。

文化の日は、戦前では明治節という明治天皇を偲ぶ祝日でした。戦前の祝日は、皇室の諸行事を中心にした祭日で、統一されていました。これは言わば、日本人の古来からの民族の文化を示す祭りであり、天皇は、そうした民族の祭りを行われる祭祀王ですから、皇室の行事というのは、別に皇室のためではなく、国民と国家の安寧を祈られるために行われているのです。そして明治節は、明治天皇を中心として国民が、明治の変革の激流の時代、日清日露の大戦を戦って苦難を乗り越えたそんな祖国日本の過去の歴史を偲ぶために本来はあるのです。

戦後に戦前の思想はすべて悪という考え方にしたがって、祭日の名前もすべて改められました。その結果福田有恒氏がおっしゃったように、日本の祭日は、文化的な統一感のないバラバラで意味不明な名前になり、その意義もはっきりと分からないものとなってしまいました。西洋の祭日が、キリスト教に基づいた統一感をもっているのに対し、これはあまりに日本が文化を失いつつある一つの例ではないでしょうか。

 

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明治天皇陛下、昭憲皇太后陛下 御尊影
 
 
明日、11月3日は明治天皇陛下の誕生日、明治の天長節の日です。
明治天皇陛下 は、僅か16歳でご即位され、剛毅果断の性格で進取の気象に満ちていました。この若き天皇陛下を中心として、時代は大きく転換してゆきました。慶応3年 10月、徳川幕府十五代将軍、徳川慶喜公は大政奉還を行い、政権は700年ぶりに朝廷に返されました。これを受けて、明治天皇陛下は、同年12月、王政復 古の大号令を発せられました。翌年の明治元年(1868)3月、天皇は、五箇条の御誓文をもって、国是としてお示しあそばされました。
その後のわが国の発展はめざましく、翌2年版籍奉還、4年廃藩置県、5年学制頒布、鉄道の開通、太陽暦の採用などが進められました。さらに、明治22年、明治天皇陛下は大日本帝国憲法を発布、翌23年には帝国議会を開設し、また教育勅語を下賜あそばされました。
こうしてわが国は、明治天皇陛下の下、僅か半世紀の間に、アジアで初めての近代化に成功し、文明開化、富国強兵、殖産興業、教育の普及、文化の向上など、欧米に伍した近代国家として躍進していったのです。 
明治天皇陛下は6度にわたって地方御巡幸をされました。
ま だ交通手段が発達していない当時ですから、馬車や船による旅行は、身体的に大きな負担だったことでしょう。しかし、天皇陛下は自分の目で国内各地の様子を 見られ、また国民に接せられ、直接世情を知りたいという強い希望をもっておられました。御巡幸の旅は、2ヶ月の長期に及ぶこともありました。今日も各地に 明治天皇陛下が巡幸された記念碑が建てられています。
 
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明治天皇陛下は避暑避寒などはほとんどされなかったそうです。記録に残っているのは、わずかに東京・小金井に遠乗りして桜を賞でたとか、また多摩の丘陵の兎狩り、清流での鮎漁ぐらいと伝えられます。
我が身をいとうことなく、常に国家国民のために尽くす指導者としての明治天皇陛下の姿がうかがわれます。
明治の国難は、日清・日露戦争です。
新興国日本の「国家の威信」「国運」を賭けた戦いでした。
明治天皇陛下は、その間、常に国民の先頭に立たれ、国利民福のためひたすら尽力されました。そして出征兵士と苦労を共にするという考えから、炎暑の最中でも冬の軍服を着用しておられました。
日露戦争の際は、明治天皇陛下は非常な心労を続けられ、それがもとで健康を害され、明治45年7月30日、61歳で崩御あそばされました。
その御代は、ひたすらに「公」のために尽され「私」を省みない明治天皇陛下の生涯でした。
幕末から明治の時代は、欧米列強から独立を守るため、わが国が急速に変革を成し遂げねばならなかった時代でした。この変革に成功しえたのは、明治天皇陛下を中心に、国民が君民一体となって懸命の努力をした結果でした。
戦前は明治天皇陛下のご遺徳、偉業を讃え、偲ぶ日として明治節が制定され、国民が明治天皇を偲び、国民の精神を支える日でもありました。
戦後、文化の日と名前を変え、意味のない祝日になってしまいました。
声を大にして、「明治節」「明治の日」と呼びたいものです。
誇り高き日本国民でありながら、明治節、天長節さえも知らない国民が増えつつあるのを哀しく思い、また民族の行く末を危惧するものであります。
いつまで、戦後なのか? 誇りは何処へ行ったのか?
  
かっての誇り高き日本を取戻さんが為、かっての祝祭日への回帰を願ってやまず、国是「五箇条ノ御誓文」、億兆安撫国威宣揚の御宸翰(おくちょうあんぶこくいせんようのごしんかん)を今一度、熟読せられ、日本人としての誇り、矜持をもって欲しいと願うばかりです。
  
 
 国是「五箇条ノ御誓文」 
『五箇条ノ御誓文』(明治元年または慶応4年3月14日--原文)

掛巻も畏こき天神地祇の大前に今年三月十四日を生日の足日と撰定めて禰宜申さく今より天津神の御言寄しの随に天下の大政を執行はむとして親王卿臣国々諸侯 百僚官人を引召連て此神床の大前に誓ひ奉らくは近き頃ひ邪者の是所彼所に荒び武びて天下さやぎにさやぎ人の心も平穏ならず天下の諸人等の力を合せ心を一つ にして皇らが政を輔翼奉り仕奉らしめ給へと請祈申す礼代は横山の如く置高成て奉る状を聞食て天下の万民を治給ひ育給ひ谷蟇の狭渡る極み白雲の墜居向伏限り 逆敵対者あらしめ給はず遠祖尊の恩頼を蒙りて無窮に仕奉る人共の今日の誓約に違はむ者は天神地祇の倏忽に刑罰給はむ物ぞと皇神等の前に誓の吉詞申給はくと 白す

(注:以上は「国是誓約ノ御祭文」と呼ばれる前文。原文は漢文)

一 広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ
一 上下心ヲ一ニシ盛ニ経綸ヲ行フヘシ
一 官武一途庶民ニ至ル迄各其志ヲ遂ケ人心ヲシテ倦マサラシメン事ヲ要ス
一 旧来ノ陋習ヲ破リ天地ノ公動ニ基クヘシ
一 智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スヘシ

我国未曾有ノ変革ヲ為サントシ朕躬ヲ以テ衆ニ先ンシ天地神明ニ誓ヒ大ニ斯国是ヲ定メ万民保全ノ道ニ立ントス衆亦此旨趣ニ基キ協心努力セヨ

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<読みくだし文>(1868年3月14日)

掛巻(かけまく)も畏(かし)こき天神地祇(あまつかみくにつかみ)の大前(おおまえ)に、今年三月十四日を生日(いくひ)の足日(たるひ)と撰定(えら びさだ)めて、禰宜(ねぎ)申さく。今より天津神の御言寄(おんことよさ)しの随(まにま)に、天下(あめがした)の大政(おおきまつりごと)を執行(と りおこな)わんとして、親王(みこたち)卿臣(まえつぎみたち)国々(みくにみくにの)諸侯(みこともちども)・百僚官人(つかさつかさのひとども)を引 居連(ひきいつらね)て此(この)神床(かむどこ)の大前に、誓(うけ)ひ奉(まつ)らくは、近き頃(ころお)い邪者(よこしまなるもの)の是所彼所(こ こあすこ)に荒び武(うと)びて、天下さやぎにさやぎ人の心も平穏ならず。この故にもって天下の諸人等(もろびとども)の力を合せ、心を一つにして、皇 (すめ)らが政(まつりごと)を輔翼(あなない)奉(まつ)り、仕奉(つかえまつ)らせ給へと請祈(のみ)申す。礼代(いやじろ)は横山の如く置(おき) 高成(たかなり)て奉る状(さま)を聞食(きこしめし)て、天下(あめがした)の万民(よろずみたみ)を治給(おさめたま)い、育(ひたし)給い、谷蟇 (たにぐく)の狭渡(さわたる)る極み、白雲の墜居(おちい)向伏(むかふす)限り、逆敵対(まつろわぬ)者あらしめ給わず、遠祖尊(とおつみおやのみこ と)の恩頼(みたまのふゆ)を蒙(かがふ)りて、無窮(とこしえ)に仕奉(つかえまつ)る人共の今日の誓約(うけい)に違(たが)わむ者は、天神地祇(あ まつかみくにつかみ)の倏忽(たちまち)に刑罰(つみない)給わむ物ぞと、皇神等(すめがみたち)の前に誓(ちかい)の吉詞(よごと)申(もうし)給わく と白(まお)す 一 、広く会議を興(おこ)し万機公論に決すべし一、上下心を一にし、盛(さかん)に経綸を行うべし一 、官武一途、庶民に至る迄(まで)、各(おのおの)其(その)志を遂げ、人心をして倦(う)まざらしめん事を要す一 、旧来の陋習を破り、天地の公道に基くべし一 、智識を世界に求め、大(おおい)に皇基を振起すべし 我が国、未曾有(みぞう)の変革を為さんとし、朕(ちん)躬(み)を以って衆に先んじ、天地神明に誓い、大(おおい)に斯(この)国是(こくぜ)を定め、 万民保全の道に立たんとす。衆また此(この)旨趣(ししゅ)に基(もとづ)き、協心努力せよ。
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<現代語訳>

言葉にするのも畏れ多い天津神国津神の御前に、今年三月十四日を、生命が生き生きと栄える日、活力が満ち足りている吉日と選び定めて、禰宜(神官)が申し 上げます。今より(神話時代に)天津神の御命じになられた通りに、天下のまつりごとを行おうとして、皇族、大臣貴族、藩主、そのほか百官の役人たちを召し だして、この神棚の御前にお誓い申し上げ奉りますのは、このところ、悪しきものどもが、あちらこちらに現れては荒れ狂い、天下は騒ぎに騒ぎ、人心も穏やか ではありません。それゆえに、天下の国民の力をあわせ、心をひとつにして、天皇の御政治をお助け申し上げ、お仕え申し上げさせてくださいませと、御祈願を 申し上げます。
 ご祈願の捧げものの品々を、広い山のように置き高く盛り上げて奉献いたす様を、ごらんいただきまして、天下の万民をご統治くださり、愛育していただき、 谷々の蝦蟇が連なり渡る果て、山々の上に湧いては降りる白雲が、はるか向こうまで伏して流れる果てまで、反逆者や敵対者の存在をお許しになられず、歴代天 皇、ご先祖の諸霊のお恵みお蔭をこうむり、限りなくお仕え申し上げる人共による、今日のこの神前誓約に違反する者がいましたならば、天津神国津神によって たちまちに神罰をいただくことになると、皇祖皇宗の御前に、誓いの吉事のお言葉をおっしゃった次第であることを申し上げます。

一、広く会議を開き、あらゆることについて公の議論の場で決定すべし。
一、上の者も下の者も互いに一致協力して、国家秩序を盛んにすべし。
一、役人・軍人から庶民にいたるまで、だれもがその志をまっとうし、途中であきらめたり怠けたりしないよう計るべし。
一、過去のあやまった風習や弊害をやめ、なにごとも天地の道理にのっとるべし。
一、新しい智恵や知識を世界じゅうに求め、大いに天皇国家をふるいたたせるべし。

 我が国は、いまだかつてない変革を成そうとし、朕(ちん)みずから身をもって国民に率先して、天地神明に誓い、大いにこのような国是を定め、万民保全の道に立とうとしております。国民もまた、この趣旨にもとづいて、心をひとつにして努力しなさい。
 
五ケ条の御誓のあったその日、億兆安撫、国威宣揚の宸翰が宣布せられた。急変 する時代、次々と打出される改革に、国民のとまどうことをおそれ、旧来の晒習を破り、天皇親ら艱難の先に立って、未曽有の時代を乗り切ろうとの御宣言であ る。その文の平明雄勁なる、格調高き中に叡慮の切々たる、まことに明治維新の精神が凝って、ここに千古の大文字となって宣言せられた。宸翰は、武門が政権 を握ってから、表には朝廷を尊奉しながら実は敬して遠ざけ、天皇と国民の間の真情も隔てられて来たことを嘆き給い、
  
今般朝政一新の時に腐り、天下億兆一人も其の処を得さる時は、皆朕か罪なれは、今日の事、朕自身骨を労し心志を苦め、艱難の先に立ち、古列祖の尽させ給ひし蹤を履み、治蹟を勤めてこそ、始めて天職を奉して億兆の君たる所に背かさるへし。

  列祖の御偉業を継述し、一身の艱難辛苦を間はす、親ら四方を経営し、汝億兆を安撫し、遂には万里の波涛を拓開し、国威を四方に宣布し、天下を富岳の安きに置かんことを欲す。
(現代語訳)
 
「天皇である自分が宮殿で安逸に過ごし、国家百年の憂いを忘れるならば、
我が国は外国の侮りを受け、歴代天皇の事績を汚し、国民を困苦に陥らせることになってしまう。
今回の御一新にあたり、国民の中で一人でもその所を得ない者がいれば、
それはすべて私の責任である。
今日からは自らが身を挺し、心志を苦しめ,困難の真っ先に立ち、
歴代の天皇の事績を踏まえて治績に勤める。
そうしてこそ、はじめて天職を奉じて億兆の君である地位にそむかないものとなる。
自分はそのように行う」
 
 

           
  
  
  

転載元 転載元: 美しい国


 


少し調べてみたんだけど・・・    (漁業におけるTPPの影響)

2011年11月02日 12時39分34秒 | TPP

竜馬がゆく からの転載です。このブログ主の方は、水産関係の方ですが、ここに出ているアメリカの自国の天然エビを漁獲禁止にして、他国のエビをお金にまかせて、徹底的に撮りまくるというやり方は、なんだか経済に関するアメリカ流の資本主義を見せつけられたような感じですね

 

 

少し調べてみた。
 
時間があまり無くって、少ししか調べられていないのですが
 
どうしても疑問に思う事が解決出来ず、それどころか更に多くなっていくだけ・・・
 
で、その問題と言うか疑問符のモノというのが『TPP』なんです。
 
今、最も騒がれているTPP・・・
 
今回は水産関係からも反対って声が出てて・・・
 

<TPP>JF全漁連が集会 交渉不参加を求める決議採択

 全 国漁業協同組合連合会(JF全漁連)は1日、東京都内で「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加に反対する全国漁業代表者集会」を開いた。約 150人が出席、例外なき関税撤廃を原則とするTPP参加は漁業経営の悪化や水産資源の枯渇につながるとして、交渉不参加を政府に求める決議を採択した。

集会では、全漁連の服部郁弘会長が「水産物市場は既に十分に開放されている。これ以上の自由化は漁業だけでなく関連産業にも打撃を与え、東日本大震災からの復興の力をそぐ」と指摘した。
 
私的にも、記事にある通りで「水産物市場は既に十分に開放されている」と感じています。
 
問題は、アメリカ議会が望んだ事を断れないようになる部分・・・
 
たとえば、日本の良質な水産物を海外企業が自由に獲って自由に販売出来るようにと
 
漁業権の解放(宮城県知事が既にその先駆として動いていますが・・・)にと動いたりして
 
徹底的に獲り荒らして次に移っていくとか充分に考えられます。
 
例えば、あまり知られていない事なのですが
 
アメリカは、アメリカ国内での天然エビの捕獲を禁じています。
 
記憶が間違い無ければ、20年ぐらい前からだったと思うのですが
 
その頃より日本食が様々な意味でもてはやされ味覚的にも合う海老が余計に消費されたのでしょう。
 
なので、全てを海外から輸入している訳ですが、その輸入量と同時にやり方が凄いんです。
 
外国では枯渇するくらいに徹底的に獲り荒らしても構わない(法的に問題が無いから)と考えている節がある。
 
貧乏人(海老輸出国)には金を掴ませれば何をやってもいい、札束で頬を叩けば・・・ぐらいの気持ちらしい。
 
自国を守る為には、凄い強制力を掛けるのですが
 
他の国がどうなろうと「金を払っているのだから関知しない」節があるようです。
 
さて、それらを踏まえてTPPに参加させられた後の日本の水産業界がどうなるか考えて下さい。
 
様々な想像が出来る筈です。
 
 
それと、賛成派の方の意見を色々と調べているのですが本当によく解らないのです。
 
ほとんどの人が農業分野の事ばかり言っていて、私には
 
(もしかして、農業分野に意識を集中される事で目を逸らそうとしているのか?)
 
そう感じずにはいられないんですよね。
 
それに「日本の農作物は高過ぎる!トマトやリンゴとかが1個¥150もするのは日本だけだ!」
 
そんな書き込みや似たような書き込みを至る所で見掛けました。

でも、本当に解って言っているのでしょうか?
 
もしかして、「とにかく品質に関係無く、安いが一番!」って思っているのでしょうか?
 
それなら、危険な輸入品をもっと安く買う方法があるのに・・・
 
私は10年近い海外生活を経験しても居ますが、
 
日本のリンゴなどの海外での評価を知っているなら絶対にそんなセリフは言えないと思うんですよね。
 
日本国内で1個¥150程度で買えるリンゴが海外だと1個¥1000ぐらいします。
 
それでも、売れています。
 
そういう事実を知って言っているのでしょうか?
 
 
正直、あまりにも情報を持ち得ていない人ばかりなのでしょう、私も含めて。
 
TPPについての詳しい情報を知っているのでしょうか?
 
海外事情をシッカリと掴んでいるのでしょうか?
 
「参加しなければ世界の孤児になる!」なんて経団連の連中が言っていますが
 
TPP参加の国が果たしてどれだけあるのでしょうか?
 
そして、その個々のメリットと日本のメリットを把握しているのでしょうか?
 
誰かに言われたとか影響されたでは無く、シッカリと情報を集め自身だけの判断を持つべきだと思います。
 
事は、農業だけではないのです。
 
文化に関わるところにまで及ぶ筈です。
 
今の自分だけでは無く、近い未来の子供達子孫にまで影響していく事柄です。
 
こんなにも、強引で良い筈は無いと感じます。





 
žºܸµ 転載元:竜馬がゆく