熨斗(のし)

のし(熨斗)について、趣味について、色々なことを綴っていきます

霜月祭りー上村上町正八幡宮(1)

2011-12-13 20:41:52 | 飯田:お祭り

12月11日の夜から12日の明け方まで、上村の上町正八幡宮でも霜月祭りが行われました。

正八幡宮の宮司さんにお話しをお聞きしながら、神事の内容をまとめてみました。

   

私が着いた午前1時半頃には

「襷の舞」が始まる所でした。

刀で人を刺す所を舞っているのだそうです。

 

そして次の舞が「羽揃えの舞」

一ノ宮様という女性の神様には湯立ての神事がないので、

この羽揃えの舞は一ノ宮様に奉納する舞です。

2人が肘を合わせて回る「肘掛」と呼ばれる部分と、扇子の要を合わせて舞う部分があり、

この所作を「要」と言います。

    

午前2時頃から1時間半に渡り、「志づめの湯」が行われます。

煮えたぎった湯に始まり、森羅万象までをも鎮める儀式で、

このお祭りの中で最も大切な儀式です。

まず、釜戸を清めます。

大根と塩と切火(火打石)は清めの品で・・

    

「このように清めの品を備えて釜戸を清めます」という意味の言葉を唱えています。

指の形が特徴的で五大尊の印を結んで唱え事をします。

     

 

 

湯を鎮めます。

私たち観客はつい面や湯切りに心を奪われてしまいますが、

ここが一番肝心な所です。

神の舞いの後 

湯木舞をもってこの神社に祭られている神様と全国津々浦々の神様に湯を差し上げ、

全国の神様にお帰り頂いた後、地の神様のお祭りが始まります。

 

ここから面(おもて)が登場します。

神太夫夫妻が伊勢参りに行く途中にこの里に立ち寄り、この釜に願い事をすれば願い事が叶うと村人に言われます。

湯に向かって「しわや腰が伸びるように」と願い事をするのですが、実際には伸びる訳はなく、

観客から「そりゃ、騙されたぁ」という掛け声がかかります。

それでも神太夫夫妻は騙されたとも知らず伊勢参りをせずに帰ってしまうのですが、願い事はどうなってしまったのかなぁ?

「おじい、おばあ」と呼ばれるこの神太夫夫妻と観客との面白い掛け合いも楽しめます。

    

次に登場するのが遠山を治めていた遠山家一族です。

   

8人の一族の中に女の人が一人います。

この人が「羽揃えの舞い」を奉納した一ノ宮様です。

 

つづく

 

 


霜月祭りー木沢正八幡神社

2011-12-11 11:36:49 | 飯田

飯田市上村と南信濃の「遠山郷」に800年前から伝わる国重要文化財の「霜月祭り」が1日から始まっています。

昨日は、上村木沢正八幡神社で行われていました。

神社の中では3つの釜に火が入れられ、赤々と燃えていました。

  

太陽の光が弱まり生命力が衰える旧暦の霜月に行われます。

   

  

湯立て神楽により無病息災を祈ります。

湯切りの場面では、大勢の観客がカメラを構えこの瞬間を狙っています。

 

諸国から招いた大勢の神様が登場します。

次から次へと舞いながら登場する面の多さにびっくりです。

     

  

 

  

 

赤ちゃんを抱いた神様に触ってもらうと子宝に恵まれるとか・・。

  

     

          

     

終わる頃には皆既月食の月も満月に戻り、

白々と夜が明け始めていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


皆既月食

2011-12-11 08:29:39 | 風景

飯田は曇り空で、時々雲の合間から月が顔を出しました。

午後10時頃。

その後、雲に覆われ、雨もぽつぽつ、見えなくなってしまいましたが・・・

最後の30分は見れました。

1時16分

1時22分

1時30分

4時10分頃見てみるとー満月に戻っていました。


夕日の南アルプス

2011-12-06 01:07:27 | 風景

南アルプスに雪が降りました。

標高の高い南アルプスだけが雪を被って、一年で一番くっきりと見える時です。

昨日は雲一つない快晴の一日。

山は夕暮れ時が一番綺麗です。

 

仙丈ヶ岳(3033m)                                                      北岳(3193m)中白根岳(3055m) 間ノ岳(3189m)

 

塩見岳(3047m)                                             烏帽子岳(2726m)                                                

                       

     悪沢岳(3141m) 荒川岳(3068m)                                  小赤石岳(3081m)  赤石岳(3120m)                            

     

夕日が伊那山脈と赤石山脈を薄紫色に染めて・・・

山の尾根、1本1本をくっきりと照らしだすと、

あぁ、この尾根を登ったんだって・・・しばらく見入って、時間が経つのを忘れていました。

少し前、あなたの夢は?って聞かれる機会がありました。

人生の半分を過ぎての夢って何だろう?

よーく自分に聞いてみたら、

「70歳過ぎてから南アルプスの縦走がしたいなぁ・・」って答えが返って来ました。

親として、子供としての役目が終わってから・・・・。

 

初冬の夕暮れはすぐ。

最後の紅葉は紅く染まり・・・

暗闇と寒さが襲って来ました。

 

    

 

 

 

 

  

 


土砂降りの日

2011-12-04 11:34:08 | ひとりごと

少し前の事です。

土砂降りの日、カメラを持って雨の日の中に出かけました。

最近思うのは擬音語を映す事ってできるのかなぁ・・って事。

  

「ざーざー」とか「ぽたぽた」とか「きらきら」とか。

  

雨が止み墨絵の様な山の中・・。

  

 

 最近、変わった形の柿を見せてもらいました。

こうやって並べるとお話しをしているようでした。

「わしらは干し柿には向かんらしい・・・・」