長野県に住んでいながら、今まで一度も見た事のなかった上田市にある安楽寺の八角三重塔を、
雪が降る前に見たいと思い、上田に両親を連れて行ってきました。
まず、目的の八角三重塔ー
真田幸村で賑わった上田市も、紅葉の時期も終わり、観光客も少なく静かな一日。
一人、山道を登り、山道の斜面に腰を下ろし、
しばらくじっとこの国宝を見つめる父は何を思ったのか?
安楽寺の近くにある常楽寺ー堂々たるかやぶき屋根と国の重要文化財に指定されている石造多宝塔。
北向観音を守る本坊を見て、
その後、北向き観音拝観。
境内にある愛染桂の木は小説にも書かれている樹齢1200年の木。
上田市の塩田平ー歴史の深さと神社の多さにびっくり。
前山寺の三重塔も立派で、多い日には観光バスが何十台も来たらしいこの一年。
この日、塵一つないひっそりとした境内で、両親と3人で拝観するのは贅沢過ぎる時間でした。
年老いた両親が、頑張って、頑張って、石段を上ってお参りに行くと、
会う人、会う人に、「すごいねぇ~。私たちも頑張らないと・・」って言われることが多くなってきました。
父91歳、母88歳の冬です。