佐久間ダムから佐久間の町に下ると、そこにはもう桜の花が咲いていました。
柳の黄色い花も咲いて、長野県と違って温暖な気候です。
ここから見える天竜川は佐久間ダムの影響を受けていない、源流のままの天竜川です。
幾つかのダムの影響で、天竜川は途中、流れは止まり、水は濁っていますが、
本来の天竜川は美しい川です。
川の水は独特の緑色で、諏訪湖から長野県南部を縦断して太平洋に注ぎます。
源流のままの天竜川の景色を見る事ができた事は嬉しい事でした。
春の優しい色の景色がそこにはまだ残っていました。
佐久間の街を経て、「うらかわ」の駅近く飯田線は大千瀬川を渡ります。
天竜川沿いに秘境駅を経ながら豊橋方面に向かって来た飯田線、ようやく町の中を走るようになりました。
飯田線は愛知県豊橋市から長野県辰野までの195.8kmを結び、トンネルの総数は138を数えます。