9月11日
まだまだ暑い日が続きます。
朝、早く起きて、涼を求めに行って来ました。
会場は高森町の不動の滝。
水量は例年よりも少し少なく感じましたが、霧になって宙を舞う水滴は、最近の暑さを忘れさせてくれます。
今日は、(もんた)と(かぼちゃん)と河童の(カー子)が主役です。
先週の撮影会を終えて、もんたとかぼちゃんはすっかり仲良し。
順調に撮影開始。
そんな様子を遠くから何者かがじっとみています。
近づいてみると、どうも河童の子供らしいです。
石の陰から撮影の様子をじっとみています。
昔から不動の滝には河童が棲むと言い伝えらている、河童伝説があります。
もしかしたら、その河童の子供かもしれません。
(なんか、おもしろそうだなぁ・・)ー子供の河童は思います。
(もっと近くでみたいなぁ)ー次第にもんたとかぼちゃんに近づいて行きました。
でも、この河童のかーこ、今まで誰もお友達はいません。
お母さんとお父さんに「滝に来る人には見られてはいけません」といつも言われているからです。
声をかけたいのに、やっぱりダメです。
河童は見られてはいけないんだーと、そっと葉っぱの陰に隠れました。
二人の撮影は順調に進み、今度は滝をバックにルンルン気分。
カー子はその様子を川の中から羨ましそうに見上げています。
(楽しそうだなぁ)ーやっぱり・・・・(もっと近くで見たいなぁ)
かーこ、川から上がって来てしまいました。 ん? もんたが気が付いたみたい。
(だれ?? そんなところで、何してるの??)
(あの・・・あの・・お友達になりたいんだけど・・・。かっ、かっ、かーこって言うの。)かーこは精一杯出した、小さな声で言いました。
(ほら、手を貸してあげる、上っておいでよ)もんたは言いました。
かぼちゃん、河童のかーこがいると、どこでも立つ事ができます。
カーこちゃん、柔らかくて気持ちいい・・!!
かぼちゃん、大喜びでした。
撮影はつづく。