いま、「代表的日本人」(内村鑑三著、鈴木範久訳)という岩波文庫の本を読んでいます。
この本は1895年(日清戦争中)「日本及び日本人」という題で英語で書かれたもので、
その13年後に再販された本であります。ざっと100年前に書かれた本です。
西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人の五人について書かれています。
まだ、二宮尊徳までしか読んでいませんが、ここまでの3人のエピソード等を読んでいますと
この100年くらいで日本人というのは 変化してきたと感じます。文明が発達して豊かな生活を
送っておりますが、その代償として 本来 日本人が大切にしてきたものを失ってきたようです。
実際に100年前の生活、思想、時代背景とは今は全く違うのでありますが、精神的な面では
人間として変わってはいけない部分を、時代のスピードによって忘れ去られたような、
いや、まだ残っているのであるが、それに時代の光があたらない。
人の人物感などは 著者の資料収集の仕方や、著者の思いなどによってかなり、変わると思われますが、
人間にとって大切なものは いつの時代も変わらず大切なものであって、
自分の中では大切に育てていきたい。
とまあ、たまには真面目に考えました。100年前、たった36500日。ボクが生きてきた日数。
約15600日~。長いようで短いのではないかなぁ~。
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