Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

2008年12月19日 | うんちく・小ネタ

いま、「代表的日本人」(内村鑑三著、鈴木範久訳)という岩波文庫の本を読んでいます。

この本は1895年(日清戦争中)「日本及び日本人」という題で英語で書かれたもので、

その13年後に再販された本であります。ざっと100年前に書かれた本です。

西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人の五人について書かれています。

まだ、二宮尊徳までしか読んでいませんが、ここまでの3人のエピソード等を読んでいますと

この100年くらいで日本人というのは 変化してきたと感じます。文明が発達して豊かな生活を

送っておりますが、その代償として 本来 日本人が大切にしてきたものを失ってきたようです。

実際に100年前の生活、思想、時代背景とは今は全く違うのでありますが、精神的な面では

人間として変わってはいけない部分を、時代のスピードによって忘れ去られたような、

いや、まだ残っているのであるが、それに時代の光があたらない。

人の人物感などは 著者の資料収集の仕方や、著者の思いなどによってかなり、変わると思われますが、

人間にとって大切なものは いつの時代も変わらず大切なものであって、

自分の中では大切に育てていきたい。

とまあ、たまには真面目に考えました。100年前、たった36500日。ボクが生きてきた日数。

約15600日~。長いようで短いのではないかなぁ~。


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