Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

大腿骨頚部骨折

2007年10月08日 | ブログ

母の骨折は足の付け根の部分の骨折で左大腿骨頚部骨折。

http://www.oie.or.jp/html/disease/daitaikotsu.htm

高齢者に多い骨折の一つである。よろめいてこてっとこけたような感覚であったそうだが、骨粗鬆症もあり骨力がないためもろくも骨折してしまう。非常に痛いようであるが、病院へ行ったら本人は割りとけろっとしていて、その分は安心できた。それにしても福祉住環境コーディネーターのテキストどおりというか、テキストに載っているものをかなり実行しているというか・・・大変だ。

 

病院へ行くと別に連絡を取ったわけではないのだが、兄弟4人全員ほぼ同じ時間に集合したのでビックリした。母の方は思わず苦笑していましたが。口だけは相変わらず達者だった。しかし、ここ数年の母の体力の衰えは目を覆うほどだったので、心配だ。誰かが、「兄弟4人がそろうときはろくなときじゃないね。」と冗談交じりにいっていたが、実際弟から電話がかかってくるとドキッとする。

 

病院から出て、実家にみんな集合して話をしたが、病気や怪我での入院体制になれてきている?家族としてはすんなり方針を決め、役割分担をきめた。病院への診療の相談などの対応は男兄弟でできるのだが、やはり母は妹を頼りにするので入院の準備などは妹に負担がかかってしまう。

 

「トイレだけは自力で行ってもらいたい」これだけは父の強い要望であった。本人のほうがそう思っているでしょうけど。そうはいいながら父はある程度どうなっても覚悟している様子だった。大腿骨頚部骨折はどうしても寝たきりになりがちなので佩用症候群になりやすい。それだけは阻止したいので早期離床、早期リハビリが肝心。そのためにはかなり気合を入れて頑張ってもらおうと思っている。

 

病院へ行く前にラジオで偶然、「運動器」という話をしていた。心臓や血管などの循環器、肺などの呼吸器と同じように運動能力に影響があるところを「運動器」というようだ。高齢者が何もないのによろめいたり、こけたりするのはこの「運動器」という運動能力が低下しているからというものだ。この運動器が低下しているかどうかの目安は 目をつむり片足を上げて15秒じっと立ってられるかどうかが目安のようだ。

 

大学生に3週間足を動かさずにベッドで寝たきり状態を続けると20%足の筋力が落ちるそうである。若くしても筋肉を動かさないとこうなるのだ。他にも、たまの日曜日にごろ寝で過ごすと0.5%の筋力が落ちるという結果もでている。ごろ寝といえども侮れない。

 

肩のほうはようやく70~80度くらいまで上がるようになってきたというのに、今度は足。しかし、母の生命力は強いと信じているので なんとかある程度まで回復して欲しい。20年前に くも膜下出血でのクリップ手術、5年前に心筋梗塞でバイパス手術、その後、ポリープ除去手術3回、そして前回の肩の骨折。母のすごさを感じる。今回も頑張って手術に耐えて少しでも楽しみながら長生きして欲しい。若い頃、苦労して4人もの子供を育てたのだから。4人とも感謝しております。


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
埼玉のおばちゃん サマ、きさらサマ、 (Gen)
2007-10-10 10:24:39
埼玉のおばちゃん サマ、きさらサマ、
コメントありがとうございます。
 
緊急で入った病院から病院をかわりました。
心筋梗塞の手術をしてもらった病院のほうが
安心なので。麻酔のこともありますし。
 
やはりリハビリを頑張ってもらわないといけないですね。
ちなみに運動器に不安がある場合は整形外科に
行って診察してもらうのがいいようです。
返信する
おかあさま 大変ですね (きさら)
2007-10-09 21:45:28
おかあさま 大変ですね
義母も 昨年 背骨の圧迫骨折がようやく直って
ほっとしたとたん 室内でころび 大腿骨骨折で
入院していました。
でも リハビリにはとても積極的に取り組んでくれました。
Genさんのおかあさまは
四人ものお子さんとご主人が応援して下さるのですから
きっと 回復も早いことでしょう~
返信する
大変な事になっていたんですね。 (埼玉のおばちゃん)
2007-10-09 02:37:10
大変な事になっていたんですね。
いろんな手術をなさって乗り越えてきたお母さんです。今回もわりとケロッとしているようですから、家族は救われますよね☆
本当に強い心の持ち主なのでしょう。
お早い回復を私も祈っております。
運動器ですか☆
いい話を戴きました。ありがとうございます。早速仕事に役立てたいと思います。
返信する

コメントを投稿