木造2階建て住宅の諸手続きとして、確認申請を提出、確認済証というものが降りてから工事が始まるのですが、施工の検査として完了検査(完成時の検査)と中間検査というものがあります。中間検査は主に構造部分の検査で金物が図面どおり設置されているか、構造体はしっかり組み立てられているかなどを検査されます。それと同時に建物の配置などもチェックされます。
現在、進行中の住宅は今日が中間検査の日でした。難なくクリアーできたのですが、実はこの中間検査申請の書類も6月20日以降、かなりかわっていて、知らずに検査機構へ提出しに行って一度目は受け付けてもらえませんでした。電話で書類のことなど確認したのですが、「新しい書式をダウンロードしてそれで申請してください。」ということだったので~。ところが持って行くとこれもあれもそしてコイツも~というぐらい増えていて・・・。
電話でしっかり言ってくれれば用意したのに~と思ったのですが、全てそろわないと受付してもらえないので取りあえず持ち帰り、事務所でバタバタと書類作りに励み、次の日に持っていって無事、受け付けてもらったという次第でした。
内容的には、基礎が検査できないので「基礎配筋の写真」「工事監理報告書」「検査チェックシート(基礎配筋)、(木造・軸組工法)、(共通事項)」「一級建築士の免許証の写し」。
ん~どんどん書類というものが増えていって手間がかかるようになってきました。中間検査の書類としてはこれくらいあったほうが、いいようにも思うのですが、現場で変更があったときなどが大変なようです。建物の配置が10センチくらい動いただけで計画変更という書類を提出したりしなくてはならなくなったり、完了検査では様々な材料の認定番号などすごい量の書類を提出しなければならないとか。
このあたりは病的なものを感じます。神経質になりすぎているみたいですね~。実際の現場って様々な理由から変更なども多いし、もちろんこれは建物にとってよい方向に向かうためのものがほとんどですし、もうちょっと設計者のことを信用して欲しいところです。アネハのおかげで本当に建築業界は変化を強いられています。
今回は無事に中間検査も合格しましたので、「中間検査済シール」を受け取り、現場にある「確認検査済カンバン」にペタリと貼って、ホッとする。多分、これからも細かいところで現場の変更は生じるでしょうが、ここからはますます、住宅をつくっているということを実感できるようになります。
ウチでは未だ中間検査物件ありませんが、配筋写真まで
要求されるんですね~。。
申請添付書類は地方によってマチマチかと思いますが
(一応、告示で統一されてるようですね・・)
厄介ではあります~。。
建築確認だって、「ふざけてんの?」って思うくらい役所は
神経質になってます。。(参りますよ~・・
今後、更に厳しくなっていくのでしょうか?
(士法再改正も来年度に??
免許なくならないように・・頑張ります。。(怖怖・・
盆明けには確認申請を出す住宅があるので・・・
先が思いやられます。
ある程度まで厳しくなると現状との間で不都合なことが
でてくると思うので、落ち着いてくるとは思うのですが・・・。
来年は建築士法 改正で車の免許のように減点方式に
なるそうですからね~。こちらも気をつけます~。