首都圏大停電・日経平均株価

2006-08-15 09:57:13 | Weblog

 

昨日(2006.8.14)の朝7時半頃から2,3時間、東京都心に大きな停電があった。むろん私の家に何の異変もない。朝からテレビをつけっぱなしの習慣がないから、日々5時には起きるのだが、私の習慣であるNHKの“純情きらり”の後の8時半のニュースで初めて知った。

 “在職”中なら、常にアンテナをたてていただろうが、この“ていたらく”。それでも、テレビを消さず、高校野球を流しながら、9時半頃の、ほとんど快復の報道で一件落着を感じていた。

そして、3時頃だったか、停電の影響で“日経平均株価の更新”がなされていないと、NHKが報じたのだ。こりゃ……大変だ、と思った、いや、ぞっとしたというのが正直なところ。あわてて日経ネットを開く。流れていない。“お詫び”があった。

そして、今日(15日)日経本紙一面にお詫びの社告と三面には経過説明があった。

もう昔の話になるのか。9・11米国集中テロのとき、ニューヨーク現場近くのネットワーク・センター停電、自家発電切り替え、発電機用備蓄油の枯渇、補充のタンクローリーが規制で現場に入れない、という対応の日々が、鮮烈に思い出された。

今、自分の生きている空間はごく狭い。危機管理なんて関係なさそうである。天災には必ず人災を伴うのだが、都市インフラの弱さを思う気持ちも薄らいでいる。わが家の電気・水・食料・トイレットペーパーの対応はどうか、と思いながら、ネットワーク環境が使えなくなるなと思った。

高速ネット(光)への切り替えを考えているのだが、停電時には電話も使えないだろう。今使っているメタル線ADSLなら、電話機を直接モジュラーに差し込めば電話は使える。ADSLモデムも、電話にいつも使っているFAXも、停電時には用をなさない。“古い電話機はどうした?” と家人に話したら、“あるよ”と出てきたのが、ダイアル式の電話機。NTT設備の、この電話機を“ちょっといいね”と、切替え時になかば強引にもらっていたのである。“・・・・・・これは、使えない。プッシュホンの電話機は?”“たぶん、捨てた”と。

わが家でも、自家発電を考える必要もありそうだ。屋根の上のソーラーパネルはどうだろうか。エンジンかけると車も使えるだろうか。ぐるぐると手回しする発電機がついているラジオとライトに携帯電話充電も可能な防災グッズの広告をこの頃よく見かける。買っておくかなあ。

用意したとしても、いざという時にさっと使えることが一番重要なことは、どのような設備も同じである。ただし、うちの家人は携帯電話が嫌いといって持っていない。