「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

魔女との生活

2015年05月17日 20時52分30秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
魔女の行動についての 典型的なnon-BPの思考
 
_ 虐待されている, 裏切られていると感じる。 恐くて何もできない
 
_ 魔女が望むことに従う。 反抗は無駄に終わる。 私は同化されていく
 
__________________________________
 
non-BPDの思考から派生する 典型的な感情
 
_ 恐怖
 
_ 否認 (犠牲者を守れた人の側の)
 
__________________________________
 
non-BPの感情が駆り立てる 典型的な行動
 
_ 魔女の引き金を引かないように 努力するが、 効果がない
 
_ BPの残酷さを刺激しないよう、 要求に服従する。
 
  これはnon-BPにとって 更なる感情的な問題になる
 
_ 魔女の行動が長引くと、 自尊心を持つのが難しくなる
 
_ 魔女をパートナーに選んだことを 認めないようにするため、 自分自身を責める。
 
  しばしば 子供を保護することができない
 
__________________________________
 
魔女の親を持つことの影響
 
_ 魔女の気まぐれを恐れている。
 
  理解もコントロールもできない戦争ようだ
 
_ 強烈で残酷な攻撃に対して、 自分が悪いと考える。
 
  恥, 抑うつ, 不安, 警戒心を感じ、 現実逃避的になる
 
_ 大人になると、 人間関係, 身体の病, PTSDなど、 多様な困難を抱える
 
__________________________________
 
 
                   *
 
 ボーダーの人の思考 → 感情 → 行動のサイクルに対し、
 
 ノン・ボーダーの人は 何らかの解釈をし、 様々な感情の原因になります。
 
 それがまた ボーダーの人の行動に繋がり、 同じサイクルが再び始まります。
 
 ボーダーの人への 考え方を変えることで、 このサイクルを止められます。
 
 歪んだ解釈が ボーダーの人に強く影響するのです。
 
 ボーダーの人は 自分の考えを変えることができません。
 
 でもあなたにはできるのです。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする