「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

NHK 「おはよう日本」 / 「境界性パーソナリティ障害」 (1)

2010年10月19日 11時59分24秒 | 「BPD家族会」
 
 18日 (月) の朝、 NHK 「おはよう日本」 の

 「境界性パーソナリティ障害」 の 特集コーナーを見ました。

 10分足らずのコーナーなので、 やはり無理はありましたが

(それでも 当初5~6分と聞いていたのに比べれば、 随分時間をもらえたものです)、

 とにかく テレビで放送されたということは 小さな前進だと思います。

 以下が 放送された内容です。

 ちょっと不正確な表現だったり、

 切り口がどうなのだろうと 思われるところはありますが、 まずは書いてみます。

(画面があるのとないのとで、 印象は随分 違うと思いますが。)

 なお、 登場する奥野英子さんは

 「BPD家族の会」 の副代表で、 心理カウンセラー。

 奥野信子さんは その双子の姉で、

 境界性パーソナリティ障害から 回復してきた方です。

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「若い世代の自殺」

 若い世代の自殺が、 この10年間 増加傾向にあります。

(20代, 30代の自殺者は 昨年8264人)

 こうした 若い世代の自殺を防ぐ 鍵になるとされているのが、

 「境界性パーソナリティ障害」 と呼ばれる 病への対策です。

 元々は、 うつ病などと、 対人恐怖症などの神経症との 境界にあると、

 位置づけられていました。

 しかし今は ひとつの精神疾患として扱われ、 診断基準もできています。

 その特徴は 大きくふたつです。

(米国精神医学会の診断基準)

・見捨てられ不安

 家族や友人など、 身近な人から 見捨てられるのではないかという 強い不安感。

・依存と攻撃

 他人との繋がりを 強く求め 依存する一方で、

 冷たくされると 途端に攻撃的になりやすい。
 

 最近、 境界性パーソナリティ障害と自殺との関わりが

 極めて深いことが 明らかになってきました。

 患者と家族の現状を 取材しました。

(次の記事に続く)