「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ユングの 「あの世」 観 (2)

2009年02月26日 19時33分46秒 | 心理
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/57927416.html からの続き)

(白田氏のレジュメより)

「 この世は 意識の世界であり、

 時間と空間に区切られた 物質的な世界である。

 あの世は 無意識の世界, 時間と空間を 超えた世界,

 この世に現れるものを支える 元型の世界であり、 我々がそこから生まれ、

 死によって還っていく  『一なる世界』 でもある。」

「 私がこの人生で 実現したことは、

 死によって 世界に還元され 世界を変えていく。

 私が実現できなかった課題や 新たに生まれた課題は、 それが解決されるまで、

 この世に別の人間として  『再生』 され続けていく。

 私がなすべきことを 全て成し遂げたとき、

 私の魂は 三次元の世界から消え失せ、

 仏教で言うところの  『涅槃』 に到達する。」

 これは 先日の日記 「宗教体験」 に書いた、

 下記のことと 通じると思います。

「 もし僕が ここで死んでも、 自分と同じ魂を 持った人達が、

 僕のできなかったことを やっていってくれる。

 僕は魂によって 彼らと繋がっている。

 自分は 一人ではないのだ。」

 また これから書く予定の、 以下のこととも合致します。

( 「あるもの」 は 「一なるもの」 と同じです。)

「 『死』 は、 『あるもの』 と一体化する

 『成就』 であると 言えるのかもしれない。

 個々の命は この世での役割を終えたとき、

 『あるもの』 の許へ帰っていく、 と 僕は思っている。

 死は終焉なのではなく、 人間が本来 抱かれるべき場への 回帰であり、

 そして 再生への希望であるのかもしれない。」

(次の記事に続く)
 
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