「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「BPD家族の会」 4回目 (1)

2009年02月11日 21時13分52秒 | 「BPD家族会」
 
 本日も 「BPD家族の会」 がありました。

( タイトルの 「4回目」 という回数は、 僕の出席回数です。 )

 今日は 「境界に生きた心子」 の出版を 紹介させてもらいました。

 そして 約20人の参加者が、 ふたつのグループに別れて 語り合いました。

 出席者の中には、 長い苦労の末に、

 厳しい状況を受け入れ、 そこから 抜け出しているような人もいます。

 病気を受け止めて 開き直り、 ユーモアをもって 接したりしています。

 でもそれは、 限りない自殺行動も経験し、

 死も覚悟して 向き合って行った結果、

 ようやく 行き着いたものであるのです。

 生きていればそれでいいかと 思えるような境地ですね。


 心子と付き合っていた 当時と比べると、

 ボーダーに関する 情報は豊かになり、 治療する施設も 増えています。

 以前は家族の会など もちろんなかったし、 孤立しがちでした。

 新たな知識や繋がりが 得られる現在は、 とても羨ましい気がします。

 心子と僕との関係は、

 もう前に進んだり 変わっていくことができませんから。

 当時もっと 情報などがあったら、

 また違った歩みや 展開があったのだろうと思います。

 それが口惜しいですが、 だからこそ、

 ボーダーに関する理解が もっと広まっていってほしいと 望むのです。

(次の記事に続く)
 
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