「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「アクティング・アウト・タイプ」 と 「アクティング・イン・タイプ」 (4)

2007年07月23日 22時06分57秒 | BPD,パーソナリティ障害の書籍から
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49076918.html からの続き)

 心子も 「アクティング・アウト・タイプ」 と 「アクティング・イン・タイプ」 の

 両方の性質を 持っていました。

 傍目には 社会生活に適応して、仕事でも 高い実績を上げていましたが、

 ひとつの職場を 長期に渡って 続けることができず、

 優れた実力には見合わない アルバイトでした。

(某大手の会社の 社長秘書をやっていたとも 話していましたが、

 それが 客観的事実だったかどうか、今は分かりません。)

 攻撃は 相手に向かうことも、自分に向かうこともあります。

 潜在的には自己評価は 極めて低かったでしょうが、

 とても誇りが高い ところもありました。

 精神科だけでなく、病院や薬は好きでしたね。

(ただし 精神科への入院は、絶対に嫌だと言っていましたが。)

 障害者基礎年金も 申請に行きました。

 学業は 非常に優秀でしたが、運動神経はゼロで、稀に見る不器用でした。

 幾つもの資格を 持っていたり、超人的な記憶力など 特殊な能力を持っている反面、

 おっちょこちょいで 滑稽な失敗ばかりする 三枚目でもありました。

[参考文献:「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」(星和書店)] 
 
コメント
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