「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「アクティング・アウト・タイプ」 と 「アクティング・イン・タイプ」 (2)

2007年07月21日 22時26分04秒 | BPD,パーソナリティ障害の書籍から
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49040917.html からの続き)

 「アクティング・アウト・タイプ」 の ボーダーの人は、

 実社会で 活動的に働いており、一見 社会に適応しているように見えます。

 自傷行為や自殺企図はせず、まっとうな仮面を かぶっています。

 しかし家族の中や パートナーとの間では、暴言を吐いたり 暴力をふるったり、

 激しい感情をあらわにします。

 自分に対する低い価値観を 相手に投影し、相手を貶めたり 苦しめます。

 自分に責任はないと 思っているので、一般に 治療を受けようとしません。

 子供のときから成績がよく、

 スポーツや芸術などで 優れた能力を見せる 優等生です。

 けれども 同じ友達と長く付き合うことはなく、

 体の隠れた部分には 傷があったりします。

 このような言動は、家族やパートナーに 自己否定の感情を与え、

 接するのが 苦痛になってしまいます。

 このタイプの例には、ハリウッド女優の

 ジョーン・クロウフォードが 挙げられています。

 華々しい スターの顔の裏側で、私生活は 酒と男にまみれ、

 虐待や極度の潔癖症で 荒れ果てていたそうです。

[出典:「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」(星和書店)] 

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49076918.html