「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

NHKに BPDの人が出演 (1)

2007年04月14日 21時51分27秒 | ボーダーに関して
 
 本日4月14日の NHK教育テレビ 「きらっといきる」 で、

 境界性パーソナリティ障害を 取り上げた番組をやっていました。

 「いつかマスクを取る日まで  ~境界性パーソナリティ障害・たなかみるさん~ 」

 というタイトルで、本人の たなかみるさん が出演していました。

(たなかさんは 人前で顔を見られると 緊張してしまうため、

 人前では必ずマスクをして 口を隠すと少し落ち着くそうです。)

 たなかさんは漫画家で、今は回復中ですが、

 今までのBPDとしての体験を マンガにして描いています。

 ボーダーを取り上げた番組や、ボーダーの人本人が TVに出ているのを見たのは

 僕は初めてでした。

(1年半ほど前に 教育テレビの朝の番組で ボーダーをやっていたと

 人から聞いたことがありますが、僕はそれは知りませんでした。)

 ボーダーも ようやくTVに登場するようになったか という感慨があります。

 ボーダーが一般の人にも知られ、理解されるようになる 第一歩になればと思います。

 
 今日 出演したたなかさんは スタジオでもマスク姿でした。

 たなかさんの心には ブラックホールのような暗闇があり、

 それは埋めようとしても 決して埋められないものでした。

 人がその中に入ってくることも、自分が人の中に入っていくことも

 怖くてできませんでした。

 人と関わりたいけれど それができない。

 以前のたなかさんは 何かというと相手に 怒りをぶつけていたといいます。

 田中さんにとって人間関係は 勝つか負けるかしかなく、

 怒るというやり方が 相手より優位に立つための 唯一の方法だったそうです。

 それは自分の恐れを 隠すためのものだったのでしょう。

 でも18才のときに、このブラックホールに平気で入ってくる 男性と知り合います。

 他の人は たなかさんが怒ると引いてしまうのに、

 この人は たなかさんと対等に渡り合ったのでした。

 後に結婚することになった 田中利幸さんです。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/46806811.html
 
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