( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/45129968.html からの続き)
心子は ホテルの部屋を予約したとき、ヘビースモーカーなので 窓が開く部屋を,
低所恐怖症なので 一番高い部屋を と偽って指定しました。
事故後、部屋の窓は開かないように 処置されたそうです。
心子の一周忌の日、共通の友人で 心子を好きだった 沢ちゃんは、
心子をしのぶ “ツアー” を計画しました。
当日の心子の足どりを そのまま再現して 追体験するというのです。
σ (^^;)はビンボーなので、ホテルの最高級の部屋代は 払えなかったのですが、
沢ちゃんが二人分 出すと言いました。
フランス料理のフルコースも食し、窓の外も見てみると。
窓の鍵をこじ開けるための 工具も用意していると言うのです。
そんなことできるかと 僕は言いましたが、彼は本気でした。(・_・;)
ところが、(理由は忘れてしまいましたが) その当時
ホテルの近辺は 重警備がされていて、
一晩中 機動隊員が大勢 繰り出していました。
さすがに沢ちゃんも 迂闊なことはできないと、“ツアー” は断念したのですが。
でも、心子が亡くなってから半年で 30㎏もやせてしまった 沢ちゃんは、
本当に 後追いをしかねなかったかも?
(なお のちに 僕がホテルを訪れて、
心子が泊まった部屋のドアが たまたま開いていたので こっそり中に入ったとき、
窓は開いて 下を見ることができました。
やはり、その高さは 目がくらむものがありました。)