今日、「グリーフケア サポート プラザ」 という会の 講演会に参加してきました。
自死で近しい人を失った人を サポートするNPOです。
今日の演者の二人は、実は僕のかつての 知り合いの人です。
ここの記事にも以前 書いたことがある 「生と死を考える会」 という会で
ご一緒していましたが、会が分化したこともあって
もう6~7年以上 ご無沙汰していました。
今日は久し方ぶりで 挨拶をすることができました。
会場では もう一人、「生と死を考える会」 での知り合いに ばったり出会い、
本当に懐かしい 再会になりました。
本日の講演会のテーマは 「生きづらい若者たちの 生と死」。
ひとつ目の講演は 精神科医・平山正美教授による 尾崎豊論。
尾崎豊もボーダーだったと言われ、壮絶な最期を迎えました。
純粋で 感受性が鋭く、理想を求めて 体制に妥協しない。
一方で ガラスのように傷つきやすく、孤独と絶望に苛まれていた。
本当に心子と共通しています。
尾崎は元々 癇が強くて、神経質な子だったといいます。
これはボーダーの 生まれつきの要因を示しています。
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/45008012.html )
母親が病弱で 入院していたため 親戚に預けられたり、
保育園に預けられたり、小学校では鍵っ子だったそうです。
父親は厳格で 厳しくしつけられました。
親からの無条件の愛情を 必要とする時期に、それを得られなかったのです。
これはボーダーの 生育歴の要因に影響しています。
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/37560460.html )
『シェリー』 の中の、
「優しく俺をしかってくれ。
そして強く抱きしめておくれ。
おまえの愛が全てを包むから。」
という歌詞は、ボーダー故の 愛情飢餓の現れであると 僕には思えます。
しかし現代社会は 優しくて繊細なだけの存在は 価値がないと見なされ、
生きづらい 敗者となってしまいます。
尾崎はそんな矛盾の中で 真実を求め、常に闘っていたのです。
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/45518189.html