「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「それでもボクはやってない」 (3) [おまけ 「愛の流刑地」]

2007年02月07日 11時43分20秒 | 映画
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/44904348.html からの続き)

 「10人の真犯人を逃がしても、一人の無辜 (無実の人) を生んではならない」。

 裁判の金科玉条です。

 ところが 日本の裁判の現状は、それが死守されないだけでなく、

 “疑わしきは 被告の不利益に”

 とされているのが 現実であるかのようです。

 そういう意味でも、2009年に施行される 裁判員制度の必要性は

 非常に大きいのかも知れません。

 そんなことを思わされた 作品でした。
 

 
(この日 (映画の日) は、もう1本 法廷劇の映画を観ました。

 渡辺淳一・原作の 「愛の流刑地」 です。

 性行為の最高潮に達したとき 女が男に 首を締めて殺してくれと懇願し、

 実際に死なせてしまうということが ありうるのか、

 僕には分からないので 何とも言えないのですが……。

 「それでもボクはやってない」 で、主人公と拘置所で相部屋の

 ちょっとオカマっぽい役回りだった 本田博太郎が、

 この映画では裁判長役をしており 少々苦笑い。

 また 長谷川京子の演じる 女性検事が、やけに肌の露出度が多くて

 法廷でもシナを作ったりし、声も高目で 浅薄に思われました。

 周防監督のリアルな演出に比べて 見劣りを感じてしまった次第です。)