「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

依存性パーソナリティ・スタイルに なるために (2)

2007年01月27日 21時12分30秒 | 「パーソナリティ障害がわかる本」 より
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/44591667.html からの続き)

 人として正当な 怒りの感情を 表明するのも大切なことです。

 今まで自分を 呪縛していたものが、解き放たれる きっかけになります。

 それには 長期の年月がかかるでしょうが、

 心の中で 本音を訴えようとする働きが 少しずつ強くなっていき、

 あるとき 怒りをあらわにして、一皮むけることになります。

 「怒ってもいいんだ」 ということに 気が付くのです。

 本心をぶつけることで、かえって親しい関係に なれることが分かります。

 事を荒立てないでいることは、本当は偽りの付き合いであり、

 自分も相手をも 大事にしていないことになります。

 裏表の感情が鬱屈して、いつのまにか 不満や怨みが溜まり、

 結局 関係を壊してしまうのです。

 
 このタイプの人は、人にサービスする仕事が 適しています。

 職業という枠組みの中で、人に尽くす欲求を 適度に満たすことができるのです。

〔 岡田尊司 「パーソナリティ障害がわかる本」 (法研) より 〕
 
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