「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

強迫性パーソナリティ・スタイル

2007年01月29日 11時39分09秒 | 「パーソナリティ障害がわかる本」 より
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/44639178.html からの続き)

 強迫性パーソナリティ・スタイルの人は

 物事をいい加減にせず、きちんとした仕事をします。

 小さいことも考慮して パーフェクトを求めようとしますが、

 時間や制限の中で 適度に要領よく こなすことができます。

 自分の価値観を大事にする一方、それ以外のものも 認めることができます。

 正義感が強く、主義や信念を しっかりと持っていますが、

 自分が正しいと思うことを 人に押しつけはしません。

 厳正であると同時に、寛容で フレキシブルでもあります。

 仕事に精進しつつ、家族や私生活を 犠牲にすることはしません。

 堅苦しいことだけでなく、身の回りの他愛ないことを 楽しむゆとりも持っています。

 計画などは周到に考えても、考えすぎて決められない ということはありません。

 倹約はしても、ケチケチしすぎはしません。

 大切なものは ちゃんと取って置きますが、

 何も捨てられずに 溜め込むことはありません。

 的確さや綿密さ、責務や信用を 重んじる仕事が 天分とも言えます。

〔 岡田尊司 「パーソナリティ障害がわかる本」 (法研) より 〕

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/44696379.html