「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

反社会性パーソナリティ障害と 反社会性パーソナリティ・スタイル

2007年01月04日 17時39分46秒 | 「パーソナリティ障害がわかる本」 より
 
 反社会性人格障害は、規範意識の欠如と 他人への共感のなさが特徴です。

 自己中心的で、自分のために 人を害したりしても 心が痛みません。

 アウトサイダーとして生きるのが アイデンティティである場合もあります。

 狡猾で 人を信用せず、恩人でさえも裏切ってしまいます。

 危険なことも省みず、自分の強さを見せつけるためには 命も惜しみません。

 計算高く 攻撃的で、自分の利益のためなら どんなことでもします。

 感受性が薄くて、親切心や思いやりを 持ち合わせていません。

 人としての温かさを 弱さだと見なして嫌います。

 
 反社会性パーソナリティ・スタイルの人は、

 初めは反抗児で 手が付けられなかったりしますが、

 年を取るにつれて丸くなり、規則を破ったりすることは なくなります。

 既成概念に縛られることがなく、独自で 一匹狼的な生き方が向いています。

 周りのことは気にせず、人にも頼りません。

 体力が強くて 勇気があり、どんな相手に対しても ひるみません。

 放浪癖があって 各地を転々としますが、

 短期間ならば 落ち着いて 責務を果たすこともできます。

 能弁で 友だち作りも得意です。

 気っぷが良くて ケチケチしません。

 過ぎたことには拘らず、現在を楽しみます。

 セックスも盛んですが、好きな人ができれば その人一人を大切にします。

〔 岡田尊司 「パーソナリティ障害がわかる本」 (法研) より 〕

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/43909984.html