( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/43890362.html からの続き)
反社会性パーソナリティ障害の人が 変わっていくには、
「この人に認めてもらいたい」 と思える人との 出会いがあります。
過去に認めてもらえなかった という怒りが、別の方向へ向かっていきます。
自分が受容される体験をすると、
今まで社会や周囲に対して 抱いていた憎しみなどが 変化してきます。
人や自分の過去を 認められるようになっていきます。
人を責めたり 恨んだりするだけでなく、
自分の過ちや欠点も 自覚できるようになります。
そして 世の中に対する敵意を 消していくことができるのです。
向こう見ずな性格は 年齢を重ねるに従って 落ち着いてきます。
衝動や感情を抑制し、物事を長い目で 見られるようになります。
それには リードしてくれる人の 存在が大切です。
厳しくても 鍛練される環境がいります。
自分の価値を実感し、役立つ技術を学ぶと、
エネルギーを社会のために 活かすことができるでしょう。
非道への誘いを プラスの向きへ に転化していくには、
男同士の中でもまれたり、スポーツでアグレッシブに活躍したり、
体を鍛えたり、危険な仕事場で働くことも有用です。
どんなことをしてでも 生きていける 生命力の強さが、
このタイプの 一番の特長です。
〔 岡田尊司 「パーソナリティ障害がわかる本」 (法研) より 〕