「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「二人だと 氷の減りが早いね」

2006年09月10日 10時14分47秒 | 心子、もろもろ
 
 今日は数日ぶりに、僕には “嬉しい” 残暑です。 (^^;)

 夏は 連日そうめんを食べたり、ジュースや、

 寝酒にチュウハイを 飲んだりしていると、

 冷凍庫の氷が どんどん減っていきます。

 氷を切らさないように 気を遣っている僕ですが、

 心子と部屋で過ごしていたときの 夏の日のできごとがあります。

 冷凍庫を開けながら 僕が言いました。

「二人だと 氷の減りが早いね」

 切らさないように作らなければ と思っただけでしたが、

 途端に 彼女の態度が変わりました。

「そんなこと言われたら、この部屋では 氷を使うなってことだと 誰でも思う」

 彼女にそう言われると、

 本当に 誰でもそう思うだろうか と感じてしまったものでした。

 でも ボーダーの人の認識は、客観的なそれとの間に ずれがあるわけです。

 そのことを良くわきまえて、ボーダーの人の言動に

 惑わされないように しなくてはなりません。

 それが ボーダーの人と接するときに 留意しなければいけない ことのひとつです。

 自分の常識的な感覚を 見失わないことが大切ですね。
 
コメント
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