蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

久々の銀座歩きーアベノミクス今いずこ!?ー

2014-03-20 00:30:33 | 日常雑感
3月19日(水)晴れ。暖。

 庭先の雪が融けた。その下からチューリップの小さな若葉がV字型に幾株も芽を出していた。

 そんな先日の日、月と、久々に両親の墓参をかねて東京へ行ってきた。17日の月曜日、銀座で昔の仲間のグループ展を見にでかけた。

 ところが、目指す画廊が会場の住所地に無い。案内状を見直した…。なんと、2月の間違いだった。2月と3月は曜日が全く同じだったのだ。とはいえ、なんという耄碌振りだろうか…。愕然となる…。
 そして画廊は、先月限りで閉鎖されてしまったようだった…。近く解体される気配…。

 仕方なく銀座6丁目から歩いて、東京駅前の八重洲ブックセンターへ立ち寄った。目当ての岩波文庫「東海道中膝栗毛」を探すが売り切れとのこと。がっかり…。代りにふいと目に止まった「元禄世間咄風聞集」と岩波新書「秀吉の朝鮮侵略と民衆」を買った。
 
 それにしてもフト気づいたのは、平日だとういうのに、銀座の街もこのブックセンターでも、なんと人影が薄いことだった…。まるで日曜日の午前中のようだ…。
 これで何が“アベノミクス”なのだろうか…!?。

 代りに路上は驚くほどきれいだ…。ごみ一つ落ちていない…。
 途中で花粉症のせいか鼻がむずむずする。だが鼻をかんだ紙を捨てるゴミ箱がどこにもない…。
 地下鉄の日本橋駅へ向いつつ、途中、高島屋へ買い物に入り、そこのトイレでようやくゴミ箱をみつけた。

 思えば、東京の街から、駅と云う駅からゴミ箱が撤去されたのは、かの地下鉄サリン事件以来だ…。
 その、極悪張本人の松本、未だ処刑されないでいる。えんえんたる裁判はいつまで続くのか…。
 今のわが国は、こんなこともテキパキと片付けられないでいるのだ…。

 春、田園の憂鬱ならぬ日本の憂鬱というべきだろうか…。

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