蛾遊庵徒然草

おこがましくもかの兼好法師にならい、暇にまかせて日頃感じたよしなし事を何方様かのお目に止まればと書きしるしました。

70余歳を生きてきて…

2018-04-16 22:09:40 | 日常雑感
 2018/04/16(月)桜は散って、二番手ハナミズキの美しいこの頃

 70余歳を生きてきて…
 この頃つくづく思うこと。

 それは、どうしてこうも人間は、殺し合い、憎しみあい、他者を苦しめないではいられないのかということ…。

 シリアの化学兵器工場への米英仏による空爆。
 それを誘発させるに至ったというアサド政権側による空爆による幼児たちの柔らかな肌の爛れた映像。

 人間生まれれてから死ぬまで、たかだか7、80年の命。

 そうとわかっていながら、あれこれの理由を付けて、相手を抹殺しようという欲望、執念…。
 そのためにあらゆる手段を尽くそうとする…。

 米ソ合わせて保有する核爆弾の数…。この地球を何回か破壊するに足るという…。
 これがそれぞれの国家で頭脳明晰とされる選ばれたリーダー達のなせる技の結果なのか…
 
 こうしてみると人間の頭の良さなんて、所詮人類をより幸せな世界に導くことよりも、いかに一日も早く我ら人類を、否この足下の地球を滅びさせるためにしのぎをけずっているにすぎないのではないか…。
 
 ところで私が10代の頃、日々、耳に目に親しかった「ヒュウマニズム、ヒュウマニティ」という言葉。今は死語となったのだろうか…。全く目に耳にすることがなくなったのはどういうわけだろうか…。
 
 夜半の徒然、山家の半隠居がこんなぼやきを呟いたところで、ほどなく死んでしまえば、この身は焼かれて一原子に還元され、果てしもない宇宙空間を浮遊するだけらしいが…。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿