風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

心に灯がともる

2010-05-11 07:40:26 | 徒然
昨日は3月に受けた建設業経理士2級検定試験の合格発表がありました。
昼休みに会社のパソコンからホームページ上に発表された合格者の受験番号の中から自分の番号を探していくと…

あった!合格!!!

職場の皆は自分の机で静かにお昼ご飯を食べているので、私は心の中でひそかにガッツポーズをした。

自己採点では、7割正答という合格ラインには達していたからそんなに心配はしていなかったけど
それでも記入ミスや勘違いがあったらどうしよう…
という不安がチラリと頭によぎり、やっぱりドキドキした。

パソコンの画面と受験票の番号を何度も確認した。

この結果は来月の社内報で全社に発表される。
また、会社に資格取得の申請をすると受験料・登録費用は会社が負担してくれる。

事業所における建設業経理士の数は公共工事入札時の経営審査で評価の対象になる。
(1点とか、確かそのくらいで微々たるものだけどね)
だから会社に微力ながら貢献できたこと
そして業務に必要不可欠、通信教育まで会社持ちで受けさせて貰った、合格必須の試験に受かったこと
簿記への苦手意識を克服できたことは自分にとって自信になった。

会社に、応援してくれた人に、励ましてくれた人に
今までお世話になった全ての人にありがとうって言いたい。本当に感謝です。
今の気持ちを歌で表すと
ファンキーモンキーベイビーズ『希望の唄』!

うわ、書いてたら実感が湧いてきた。

そして昨日は母に電話で試験結果を報告した。

お恥ずかしい話…母は電話口で泣いていた。
司法試験や公認会計士試験に受かったならまだしも簿記、しかも2級に受かっただけなのに
「最近いい話がなかったから…」
「頑張った結果が出たんだもの」と母が言う。
いやはや心配ばかりかけてすみませんでした。
自分で言うのも何ですが、確かに今回は努力の成果です。

10月には宅建の試験を受けると言うと母は
「後押ししますよ」と優しく言ってくれた。

大袈裟なようだけど
私の心に、命に、長く失っていた灯がともったような気がした。

ああ、私はちゃんと愛されていたんだ。
私が私なりに頑張って結果を出したことを
自分のことのように心から喜んでくれる人がいる。

あんまり親に褒められたことがない私は、なんだか不思議な心持ちだった。
母がこんなに喜んでくれるなんて期待していなかった。
私は両親に対しての愛情を中々持てなくて
持っていたとしてもあまり実感できなかった。
それが自分は人として大事な何かが欠けているようで哀しく思い、悩みでもあり、自信のなさに繋がっていた。
でも昨日は母と私の気持ちが同じになる、そんな経験をした。
今迄味わったことのない喜びや暖かさを知ったような感覚というか…

母を、この人をもっと喜ばせたいと思った。
何故なら、母が喜ぶ姿を見ると私が幸せな気持ちになるから。
両親や家族は私にとって大切な人達なんだと、恐らく初めて自然に思えた。
資格が全てじゃないけど、今年の目標に決めたからには秋に受ける宅建には絶対に合格する。

大切な人の笑顔のために。