風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

やりたいこと・2006シリーズ

2006-01-07 01:07:04 | Weblog
 今、私の机は『ドラえもん』にでてくるタイムマシンのような状態です。
もともと勉強机がないので、床から高さ33cmのテーブルの上に蕎麦打ち台を置いて(その上にケント紙を貼って製図版にしていた)、手元を照らすための卓上スタンドを置き、そしてノートパソコンを開いて座布団に座ってパソコンを打っていると…時空は超えませんが、時間はあっという間に過ぎていきます。
 勉強のお供に、猫を連れてきてみたらさっそく布団の上に落ち着いていた。
そりゃぁ、あたたかいでしょうよ。まぁゆっくりお眠りよ。
猫でも何でも黙ってそこにいてくれるだけでほっとするなぁ。

 さて、今度は大学の理工学部・工学部の編入試験を視野にいれているのだが…
前回の美大入試は、デザインテストというまだ解答の自由度が高いと思われる分野で、1パーセントでも可能性があるならそこに賭けてみようと思ったからこそ受けようと思えたし頑張ることができた。
 結果的には基礎ができていないと面接官に言われてしまったし、設計事務所のおじさんにも受験に持っていった作品集を見せたら「3年生からじゃこれはキツイな」と言われた。先輩にネットで設計コンペなどのプレゼンボードがあることを教えてもらい、それを見ると自分の幼稚さを思い知ったのだった。
 でも、図面の練習やデザインテストの演習は手探りながらも発見も多く、とても楽しいものだった。自分で設計を考えてそれを表現するということを経験できたことは大きかった。
 今度は一年生から美大を受けたらどうか?という考えが浮かんだので経済的なことを度外視して、高校の部活動の先輩で彫刻家をやっている先輩に自分の作品集を見せにいった。年末に。
 結果…「予備校、いかなきゃだめだね」と言われた。
私の絵からは本気を感じないのだそうだ。すべてスケッチで、完成させようという気が感じられないらしい。美大入試を目指して受験生たちが予備校時代に描く絵は「こんなのもう今じゃ描けねえよ」と先輩が言うくらい、受験に通る為に技術を結集した本気の絵なのだそうだ。個性云々以前の問題で、その気持ちを見るのか…。
先輩は「もうあの頃にだけは戻りたくない」と言っていた。中には13浪した人もいたそうだ…恐ろしい。ちなみにその人が一番輝いていたのは予備校時代だというから、私には到底飛び込めない世界だと思った。だいぶ脱線してしまったけれど、とにかくデッサンや水彩にも技術的な基礎があるということが良く分かり、その作品にかける情熱というものはおのずと出てくるわけで、自分のレベルを知った思いだった。ただ、今回の受験とは関係なく、土日だけでも予備校に通ったりしてやはり絵の勉強はしたい。今の自分でちょっと突出しているものといえば「絵」くらいだからだ。彫刻家をやっている先輩に「ずば抜けているものがなければ武器とはいえない」と言われた。うーん、今の時点でずば抜けているものなんてないぞ!器用貧乏なのかな?器用というほど器用でもないし、それ以下?ってただの貧乏?…くっ 悔しい。
 そして先輩の話で一番心に響いたのは「俺らは団塊ジュニア世代で大学受験の競争が激しかった時代、世間一般で『いい大学へ行っていい会社に入れば幸せ』という価値観が主流だった頃だった。その時に俺は思ったんだ。そのままその流れにのって行って社会に出て何かうまくいかないことがあったときに、人のせいにするようになるんじゃねぇかなって。その頃からかな、自分でこれがいいと選ぶものが多くなったのは」という言葉だった。かっこいいな、覚悟を決めるってこういうことなんだと思った。と同時に自分の甘さを痛感、さすが先輩だ…。ってこのことを語ると更に長くなるのでやめておこう。
 で…話を元に戻すと、これから受けようとするところは英語・数学・物理の科目がある。毎日1時間でもいいから集中してやることを心がけているものの、恥ずかしながら今はまだ中学レベルの数学だ。「学問に王道なし」というが、私がやろうとしていることは実現実の薄いことなのだろうな。数学を基礎から勉強すること自体は楽しいのだけれど…もう少しやってみて結論をだそう。まだどこからスタートするかが決められない。やはり情報収集が大切だな。
 改めて、建築関係の仕事は厳しいんだなと思った。男性が多いのもうなずける。人生を賭けているという感じなのだ。私は建築の世界に生きるということは戦国時代を生き抜くような感覚というか、武士道の世界であるような気がする。設計事務所の先輩も、今まで出会った建築業界の人はみな、この業界は厳しいというが、今まではその厳しさを良く分かっていなかった。まだまだ、分かっていないのだと思う。私の叔母が設計事務所をやっていて、従兄弟が設計の仕事をやっているが、従兄弟は大学の経営学部を出た後(ここまでは私と少し似ている)専門学校の夜間へ2年通い、設計事務所で働きながら更に資格の勉強の為に学校に通ったらしい。
従兄弟と私が決定的に違うのは特待生で大学に入ったことと、数学が得意であったことと、目標が明確であったことだ。
 私はまだ…設計をやりたいのか、それとも設計の知識を持った上でインテリアの仕事をやりたいのか…ただフリーで仕事ができるくらいに自分の得意分野で実力をつけてアトリエ系の設計事務所で働きたいということははっきりしている。
 
 そこで【やりたいこと・2006】めぐちゃんにならって考えてみた。

 1.インテリア・コーディネーターをとる(去年は落ちたので今年はりべンジ)
 2.木造の建築を学ぶ・好きな建物を一つ研究する(やっぱり木造が好きだ。これは譲れない)
 3.絵を描く(アイディアや、いいと思う風景をスケッチするって大切だ。突然デザインしろと言われても浮かばない)
 4.個展を開く(去年友達とやろうと言っていたのに結局できなかった)
 5.2級建築士の勉強を始める(何事も準備は早いほうがよい)
 6.カフェ、銭湯めぐり
 7.得意料理をもてるようになる(去年鍋に入れる具の順番が分からなかったので今年は鍋奉行になる)
 8.茶道
 9.パソコンでグラフィックデザインをやる
10.沖縄、京都に行きたい(旅ならどこでもいい。今年は温泉街に行きたい)
 
 去年はちなみにグリーンアドバイザーをとる、スタジオジブリに応募する、転職する(できてないけど新しい道を模索し始めたということでは)ことは達成できた。
自分でたてた目標をクリアする、それが自信につながっていくんだろうな。きっと。
 うし!元気でてきた!