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風に吹かれてぶらり旅

まっすぐに生きる人が好き

目覚め

2015-08-13 06:45:00 | 徒然
哀しいかな、休みの朝でも5~6時台に目覚めてしまう。

でも大抵、その後に二度寝してダラダラしちゃうんだけどね。

…おはようございます。

行く前に色々悩んだ末、今回も琵琶湖のほとりに宿をとりました。
京都から電車で約20分の初めて泊まるホテルだけど、
駅前で便利だし、新しくて部屋もきれいで設備もよくて
景色も中々でホテルの周りは静かで落ち着いていて、
京都市内のビジネスホテルよりずっと寛げる。

お盆というのもあるけど、今は通年でも京都市内の宿は高いからなぁ~

ただ2泊目の今日はいつもと違って京都市内のちょっとリッチなホテルに泊まります。

今回は8月12日~14日の2泊3日ぶらり旅です。

段々、起きてきました。

とりとめのない文章だな…

旅の最中にある程度推敲もしてちゃんと記事を書こうとすると、
スマホの充電残があっと言う間に50パーセント位まで減ります。
そうなると旅先での情報収集や写真撮影に色々支障が出るので
書きたいときに書かずにそのままになることが多い。

だから、たまにはこういうのもいいかな。

今日の京都の天気は曇りのち雨、最高気温は32℃だそうです。
まあ、いいんだ雨でも。
家でうだうだしながら、もどかしい気持ちでいるより京都の街を歩く方がずっといい。

そうそう、30歳を過ぎてからかな
一人旅をする時は、どんな神社仏閣に訪れるときでも
ちょっと気取ってお洒落して旅したいという自分がいることに気づいた。
京都は古き良き美しい文化に溢れる街だから、
そんな美しい景色を求めて古都を歩く自分に酔いたいだけなんだと思う。
でもそんな時間が好きで、心からリフレッシュできる。

たった1日でも大人の落ち着いたエレガントな時間の過ごし方をしたい。

人は皆人生の旅をしている、そんなことに思いを馳せながら
少しずつ日常から離れて自分を見つめ直すことができる。

だから、好きなんだなぁ一人旅が。

今回の旅には小さなクロッキー帳をスケッチブック代わりに持ってきた。
心に留まるものを描いていこうと思う。

さて、そろそろシャワーを浴びて
それから朝食を食べにいこう。

暫く滞っていた心の中に溜まっていたものが流れ出した。
いい調子だ。
きっと呼吸もしやすくなって、目にするもの耳に入るものが変わってくるだろう。

あ~お腹すいた。

夏越の風鈴

2015-08-12 14:50:04 | 徒然
私は、例によって8月8日(土)より9連休でございます。

これを機にやりたいこと、やらねばならないことは沢山あるはずなのに

頭の中が整理できておりません。

ただ一つだけ決めているのは、寝て過ごすのだけは止めようという事です。

そんな連休初日の昼、自宅から地元の神社まで往復1時間ほど歩きました。
暑い最中でしたが、今私は週に2回は50分以上歩くと決めているので
色々考える前に体を動かそうと出掛けたのでした。
その神社は目的地にするには距離も丁度よく、また好きな場所なので
美容と健康の為にもウォーキングすることにしたのでした。

ご祭神は大國主命、実は1400年の歴史がある神社です。
しかし地元の人しか知らないのでお正月を除いては、
いつ来ても空いていて、でも数名は必ずお参りに来ている穴場と言っていい神社です。

そして往路を汗だくになりながら歩き神社に着くと
拝殿前には何やら手作りの門のようなものがありました。


近くには「夏越の風鈴」と書かれた案内板がありました。


ふと見上げると風がそよそよと吹き、心地良い音がカラカラと鳴りました。

夏らしくて風情があるなあ…と暫く風鈴の音に耳を傾けていました。
いち、にの、さん、と声をあげるのは恥ずかしかったので
心の中で唱えながら風鈴の下をくぐりお参りしました。


境内には本殿、摂社の明戸庚申、伏見稲荷大社、榛名神社、北野天満宮のお社があります。
2ヶ月ぶりくらいに行ったら、全てのお社や庭など見所に案内板が新調されていました。
生まれ育った土地の氏神様だけど初めて知ったことも結構あって、
由緒を知るとより繋がりが深くなるというか、愛着が湧くなあと思いました。
しみじみ、ゆっくりと境内を回るのことはあまりなかったけど
何となくそうしたい気分でした。丁寧にお参りすると結構濃い時間が過ごせます。

おみくじを引いたら中吉で、運気に甘えがちな私にとって大吉よりも有難い内容でした。

拝殿は整備されたばかりで新しいですが、本殿は趣きと迫力があります。


今回は特に学問の神様、菅原道真をお祀りする北野天満宮で
社員の中で宅建や建築施工管理技士、建築士を受ける受験者全員合格をお祈りしました。

帰り際、境内にいる一番大きな孔雀が、バババーッと
羽根を広げてこっちを向いてくれました。


何か言ってそう。何て言っているのかな?

うーん、それにしてもゴージャス!

その時、近くに私しか人はいなかったので私に向けて羽根を広げているのだろうと
通じ合っているような合っていないような
でも威嚇はされている感じはしなかったので歓迎してくれたような気がする。
来て良かったなあ~と思いました。

…という訳で、久しぶりにブログを書いております。
只今、新幹線の中です。

行先はもちろんいつもの場所です。
宿も切符も今日手配した思いつきの贅沢な一人旅です。

思い立ったが吉日、いちにのさん!で、いってきます。

梅雨明け

2015-07-19 14:39:31 | 徒然
昨日から3連休です。

昨日は、日中は寝たり起きたりとダラダラ過ごし、
夜、涼しくなってからバーゲンセールに行きました。
主に仕事用の服を6着ほどまとめ買いしました。

帰ってから先週末にレンタルした映画『大統領の執事の涙』を観ました。
断片的に知っているアメリカ近代史の人物、出来事が点となり
線になって繋がる映画でした。

今日はこれからちょっと会社に行きます。

台風が去り、今日から関東は梅雨明けだそうですね。

この蒸し暑さを感じることが今日はちっとも不快ではないのでした。

『若冲』と『火花』

2015-07-11 13:01:03 | 徒然
最近読んだ本で印象深かったのは、

『若冲』澤田瞳子 著



『火花』又吉直樹 著

です。

本を開くと日常とは別世界がそこにありました。

『若冲』は、江戸時代の京都が舞台で、どこかで目にしたことのある作品が
描かれていく場面が物語の中に出てきました。
「これはあの絵のことかな」とイメージしながら読み進めていくのは、
まるで江戸時代と現代の時空を旅するような不思議な感覚でした。
また、登場する同年代の絵師の一人、円山応挙は滋賀県穴太出身だと書かれており
シンクロ二シティを感じずにはいられませんでした。

『花火』は、ホットな話題作ですね。

…実は本日日帰りで長野県に出張で、只今移動中なのです。
だからまた今度書きたいと思います。

あ、花火じゃないや、『火花』です。たぶん。


ある35歳の弱音

2015-07-06 18:57:33 | 徒然
ここに書けないことや思いが増えていく。

夢や希望を忘れがち。

お肌の乾燥やシワやシミ、白髪が気になる。
鏡を見てまだ大丈夫か…とホッとするもののいつも気にする。

同級生や同い年の人は、殆ど既婚者でお子さまがいる。
(もちろんそうでない人もいるけど、今の私はそう捉えてしまっている)

仕事では今のところそれなりに評価して貰っている。
でもそろそろ得意分野を深める必要がある。

取引先の担当者が殆ど年下。

一人旅で泊まるホテルのグレードが旅のテンションを左右する。

色々なことに飽きてしまった。

階段よりエスカレーターを選ぶ。

時間に追われる。

現実的。

失うことが怖い。

安定を望む。

あー!
やだこんな私!いつからこうなった!
こんな私は私じゃないんだ!
違うんだ!違うんだ!

違うんだ!!!

ならば自分だけの道を行くしかない。
人と比べない、私だけのモノサシで生きていくしかない。
だって既に私は私の道を選んで歩んでいるのだから。
皆一緒というわけにはいかない。

そしていつか両親も死ぬ。

それって
それって
なんて寂しいことなんだろう。

自分の足で歩むことが一番楽な道ならば、普段は気づかないけれど
そんな本当の私の道はなんて孤独なんだろう。

そして誰かと寄り添い生きることは何て素晴らしいことなんだろう。
奇跡としか言えない。

でも私は私の生き方をしている。
何より自由を愛している。
私は何も変わっていない。
私は早すぎる時代のスピードについていけない。

当たり前のことを突きつけられ、打ちのめされる今日この頃です。

来ちゃった

2015-06-21 12:33:05 | 徒然
また来てしまいました。
京都に。

正しくは滋賀に、か。
京都の宿は高いし予約がいっぱいなので、
最近はお隣の滋賀県によく来ます。
昨日から一泊二日のぶらり旅です。

ゆったりしているし、人もそれほど多くはなくて
湖も山もあって、また歴史ある建物が沢山あります。

歩いていると心が癒される。
木や緑の息吹きの香りがします。

天気が荒れる予報でしたが、
驚くほど晴れて良い天気です。

今日はこれから比叡山に行こうと思います。
その前に、比叡山の氏神様という日吉大社にお参りしていきます。

旅の頻度が増えたのは
どうしてなんだろうなあ。

吾唯足知

2015-06-09 07:41:00 | 徒然
 昨日の朝は、昨年の夏に京都の竜安寺で見た
「吾唯足知(われ ただ たるを しる)」のつくばいを思い出した。

昨日の朝、週末を越えた月曜日の通勤電車の中で
週末にノートに綴った自問自答を何気なく読み返していたら
文章の最後に「多くを望まないことだ」と勢いよく書いてあった。

それを書いていた時は特に何も思わなかったけれど
改めて読み返してハッと気づいた。

そうなんだよな…

「もっともっと」「まだまだ」と満たされない状態だったから、
中々虚無感が拭えず苦しかったんだ。

その状態から抜け出すには、多くを望まないことだ。

確かに!

というわけで…昨日の私は、モヤモヤの原因が判って非常にスッキリしたのだった。
周囲の状況は全く変わらないんだけどね。

そしてその時直ぐに浮かんだのが「吾唯足知」の言葉だった。
つくばいに刻まれた文字は、本当に洒落がきいていてカッコいい表現だ。
この気づきを忘れないように、また苦しくなったら思い出せるように、
私の座右の銘にしよう。

 ささやかだけど、私にとっては大きな気づきのあった昨日は
仕事で外出した帰りに少しだけ寄り道をした。
前々から気になっていた神社、王子稲荷神社に吸い込まれるように立寄った。
こじんまりとしているけれど、創建は平安時代前と結構古くてまた華やかで堂々としている。
そして少しだけ、タイムスリップしたような雰囲気が味わえる。

ああ、こんな場所もあるんだなあ。
見上げれば、お稲荷さんのお宮がどーんとある。
今だからこそ目に入る。
無明のモヤモヤの中にあったらこれは目の前にあっても心は向かなかっただろう。

私は外の世界を見ているようで見ていないのかもしれない。
何かに囚われている時間が多ければそうなってしまう。

まだまだ、知らないことだらけだ。
私はもっと世界を知りたい。

諦めの空

2015-06-06 13:07:05 | 徒然
旅に出たい。

先週末、午前中に都内の歯医者で治療を受けた後
その足で京都に向かってしまった。

そして、土日1日半のこの旅はまるで1週間くらい旅をしたような充実した濃い時間だった。
持っていたノートに沢山たくさん言葉を書いた。
その時思っていることを脈絡もなくただ綴った、日記ともいえないような
心のデトックスのためのような文章を。

1日目は八坂神社、四条通り、京都御所近くのホテル
2日目は北大路、鷹ケ峰源光庵、三井寺、日吉大社

本当は比叡山延暦寺にも行きたかったけど、ゆっくり回りたかったので別の機会にすることにした。
とにかく新緑の京都・滋賀はさわやかで人も少なくて、最高だった。


…5/30・31の道中のことは、ちょっと置いといて


一人旅から帰ってきて気付いたことがある。


それは、今の私の生活が、私にとって大変ハードであることだった。
朝5:30に目覚め、シャワーを浴び、7時前に出て新幹線で東京まで乗る。
そこから在来線で職場の最寄駅まで満員電車に揺られ、始業15分前くらいに職場に入る。

帰りは会社から新橋駅あたりまで歩いて、座れない在来線で1時間ほど電車に揺られ埼玉まで帰る。

20代の頃は行き帰りの満員電車も何とか耐えられたけど、
今では行きの新幹線という手段を覚えてしまってからはもうやめられない。

毎日、毎日同じことの繰り返し。
毎日、毎日同じ道を通り同じ場所に行って、帰る。

行き交う人・人・人の中、遅れまいと足早に職場に向かう。
ヒールの靴での通勤は、色々試行錯誤をしてもやはりつらい。
たまにスニーカーで行ったり、ペタンコ靴で通ったりもするけど
イマイチテンションが上がらない。

人に見られることを気にして、小さくなる。
人に見られることを気にして、磨かれる。

その時によって両方ある。

今、実家で暮らす私は、家に帰れば家族がいて
ごろごろしていてもご飯を作ってもらえる。
「おかえり」って言ってもらえる。

定時であがったとしても、帰りは19時を過ぎて
ご飯を食べてテレビを観たりお風呂に入って少しぼやぼやすると
あっという間に24時近くになってしまう。

そして朝が来る。
朝5:30の目覚ましが鳴る。

同じことの繰り返し。
勿論、仕事の内容は同じではないけど
考える間もなく色んな方向から様々なボールが飛んでくる。
それをキャッチして投げて、キャッチして打って、走って
お疲れ様でした~と言って、そこそこのところで見切りをつけて帰る。

ため息をする息継ぎの時間を確保するために。

…これはきっと幸せなのだ。
家族もいる、家もある、仕事もある、パートナーは…いないけど
とても自由で安定した充実した生活をしていると思う。

思う?

誰が?

私は本当にそう思ってる?

そう思ってるのかな…

安定した生活を送っている今だからこそそう思うのだろうけど
ここに辿り着いた今だからこそ、見えてくることがある。

先週末、ぶらっと旅に出て
パソコンやスマホの画面を眺める時間より、周りの景色を眺めて歴史に思いを馳せる時間を過ごして

旅から戻ったら
惰性の毎日に戻りたくないという私になってしまっていた。

だから旅に出たい。
その時に感じたことを表に書きだしていきたい。

先週末の一人旅は、人・人・人の波と現実に溺れて窒息しそうな自分に気が付いた旅だった。
5/31京都駅17:29発新幹線のぞみで大人しく程よい時間に良い子に帰る私は、
うん、これで良いのだと思うと同時に
つまらない大人になっちまったなという自分への落胆と寂しさを感じながら
夕暮れに染まる前の京都の空にさよならをしたのだった。

歯医者の後は、そうだ京都行こう

2015-05-30 12:56:10 | 徒然
私は1年ほど前から、縁あって原宿にある歯医者さんに通っている。

今日は土曜日、週末の午前中はいつも動きが鈍い私だけど、
朝起きたらとても良い天気だったのでこれは絶対に外に出た方が
有意義な時間を過ごせると思った。

というわけで、とりあえず予約した午前中の歯医者さんは
キャンセルせずに行く事にして、出掛ける支度をした。

シャワーを浴びて、髪を乾かし、着替えてメイクをしながら
「京都、行っちゃおうかな」と思った。
歯医者さんに行ってそのまま新幹線に乗って、京都で一泊する。

出掛ける支度をしながら旅支度をして家を出た。

電車の中でスマホで京都のホテルを検索する。
幸運にも良いホテルがお手頃な値段で予約できて、ホッとした。
迷いがなくなり気持ちが落ち着いた。

そう、久しぶりに京都にぶらり一人旅へ行く。
京都に行きたいというよりも、とにかく旅に出たくて
その行き先に京都が丁度いいという感じ。

歯医者の後に原宿で昼ごはんを食べた。
竹下通りの一本奥の道にひっそり佇む、品のあるフレンチレストランで
ビーフシチューのセットを頼んだ。

周りは皆グループやペアで、お一人様はの客は私くらいしかいなかった。

外側からスプーン、ナイフ、フォークの順に並んだどれを何に使うか考え
少し緊張しながら、運ばれてきたビーフシチューとヌードル、パンを食べた。
フランスパンのバケットは、手でちぎったろうとしたら思いのほか堅いかった。
バリバリとパンの皮がテーブルに飛び散って、内心オロオロしながら
でもどうしようもないと諦めながら、今や貴重なバターをぬって食べた。
お皿に盛られた6片のバターは、全部塗りきれないなあなんて思いながら。

そうしていると、おもむろにジャズピアノの生演奏が始まった。
同じ空間で奏でられるピアノの音が振動となり私の心に届き、揺さぶる。
そして最初に流れてきた曲は「My Favorite Things」(邦題「私のお気に入り」)だった。

なんという偶然、JR東海CM「そうだ京都行こう」のテーマだ。

私は、今このお店でこんなにハッとして感動している人はいないだろうと思った。
京都への旅立ちに行ってらっしゃいと華をそえて、演出してくれているようで
またピアノの生演奏というのがあまりにも普段の生活と掛け離れていて
言葉にならない気持ちが込み上げてきて、密かに涙してしまった。

というわけで私は今東京駅に着いた。
時間はかかってもいいから、安い新幹線の切符を買って行こうと思う。

今はとにかく日常から離れて気持ちの整理をしたい。

では、いってまいります。