道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

2015年印象に残るオペラ

2015年12月29日 | オペラ道楽

今年もオペラをいくつか見ました。

昨年に引き続き、オペラランキングを作ってみたいと思います。といってもベスト3+番外編です。

 

1位 英国ロイヤルオペラ マクベス

来日公演がいつもいいとは限らない中、この上演は、音楽、歌手、演出の3つともよかったと思います。

指揮者のパッパーノの牽引力にもよるのでしょうか。

シェークスピアの戯曲に忠実なストーリーで、演劇的要素も十分に楽しめました。

来日公演がいつもこれくらい満足することができるのであれば、妥協せずに高いクラスのチケットを買うことに迷いもないのにと思います。

 

2位 ハンガリー国立歌劇場 フィガロの結婚

奇をてらった演出でもないのに、普通に質の高いオペラを見せてもらったと思います。

オケは小規模編成ながら、とてもよいと思いました。

オケ、歌手もきっちりとした丁寧な仕事ぶりで、ヨーロッパの日常生活の中で普通にオペラを楽しむような感覚で、楽しむことができました。

 

3位 新国立劇場 マノン・レスコー

4年前に企画していたのに、東日本大震災で中止になった演目を、主要キャストをすべて4年前に予定していたのと同じメンバーで上演した企画です。

新国立劇場も気合が入っていたようです。舞台装置,小道具,衣装などは、ベルリンのDeutsche Operで使用されたものということでした。

 

番外 新国立劇場 ラインの黄金

新国立劇場で、今年新たに演出した上演でした。ヴォータンは極悪人として描かれ、ニーベンルグ族のいるニーベルハイムは、なんだがハンブルクのレーパーバーンの地下にある怪しげな店のようでもありましたが、全体として見るとノーマルな演出でした。今後のワルキューレ以降の上演も楽しみです。



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