goo blog サービス終了のお知らせ 

活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【10月11日】

2012-10-11 | 雑誌

今日も新幹線に乗る移動があって、文藝春秋11月号を読みふけっていました。日中間に起きている問題は文明の衝突ということで、もうおいそれとは鎮静化しない様相であり、政治はともかく経済では長期間にわたって影響が及ぶということになりそうです。お互いに不利益となるのでしょうが、中国側もメンツにこだわる国というのはあっても、とにかく国内が必ずしも安閑とした状態ではないことも事実で、強硬一点張りというのは回避していく方向を模索してもらいたいものです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【10月10日】

2012-10-10 | 文庫

新幹線での移動を含めて読書時間を取れたのでゲーテとの対話中巻を読み終えました。1832年にゲーテは死去します。中巻は1828年からの足かけ5年間を綴っていますが、途中でゲーテ2世とのイタリア旅行のことや、ゲーテ2世の旅先での死、やがてゲーテ本人の死と続きます。
新幹線内で読み終えたので文藝春秋の今月号を(あらかじめ買っておいて)読みました。日中問題特集ですが、中国の戦略的外交に対して、日本の外交の稚拙さを感じさせてくれます。鳩山白痴内閣、菅愚鈍内閣とその後の内閣による大臣たらい回しによる外交停滞は甚だしいと思います。ただ、従来の日中関係は自民党の持っていた中国要人との裏ルートによる折衝が多かったのに対して、民主党はそういうのがなく稚拙外交であったが故に秘密裏の行われることがなく、世界的に見ても見える外交という点で実は評価に値するということが書いてあって、なるほどと思いました。尖閣諸島問題は日中国交回復時に小平に日本が丸め込まれてしまったことがそもそもの始まりなのですが、裏ルートなどない方が今は国益にかなう(世界標準)ということだそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【10月9日】

2012-10-09 | 文庫

ゲーテとの対話中巻を半分まで読みました。神保町に用があったのでそこの老舗の喫茶店のやや暗めの白熱灯の下でしばし読んでいました。今は神保町の喫茶店で買ってきた本で読書をする人がどれくらいいるのか、今日はそういう人はいなくて打ち合わせをしている人ばかりでした。かつて植草甚一は紙袋に溢れる本を抱えて喫茶店でぱらぱらとめくることを楽しみとしていました。最近の神保町界隈はジャズ喫茶が多くなったのですが、さぼうるをはじめとした老舗の喫茶店も何店か残っていて、神保町らしさを出しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【10月8日】

2012-10-08 | 文庫

ようやく秋らしい一日となった三連休の最後の日ですが、ゲーテとの対話中巻を読み始め60ページほど進みました。この中巻は1828年から32年までを扱っています。ゲーテには色彩論という有名な著作があります(実はゲーテとの対話を読むまで知りませんでしたが・・・)。ニュートンは色彩とは単純に光の屈折率の違いで現されるとしています。ゲーテはそれが不満で(色彩が数量的に決まるというのが不満でした)、色彩は闇と光の間にあるものとして論を張っています。普通我々は光は電磁波であり、その周波数によって色が変わると知っています。どちらかといえばニュートンのほうが科学的なとらえ方だと言えますが、ゲーテは目に映った実際の色を色彩としているように思います。目には生理学的な作用で錯覚が生じますが、色もかなり錯覚を受けていると思います。残像などもそうですし、色と色の組み合わせで新しい色が合成されて見えることがあります。色というのは実際に見えてなんぼですから、ゲーテを非科学的と捨てることもできません。感覚重視のゲーテと数学重視ニュートンとの違いといえます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【10月7日】

2012-10-07 | 雑誌

かつて、ちばてつやの紫電改の鷹という航空マンガがありました(しでんかい、では一発変換しません(^^;))。自分のような昭和世代には太平洋戦争を舞台にした戦争マンガが今よりも普通にありました(戦争アレルギーは今よりあったはずなのに)。その紫電改ですが、零戦が戦争初期に太平洋の覇者であったものが、あっという間にグラマンに追いつき追い越され、どうにも制空権が取れなかった戦争末期に切り札として投入された戦闘機でした。グラマンF6Fヘルキャットという名前はプラモデルが身近だったこともあって、多くの昭和小僧が知っていました。零戦では歯が立たなかったのですが、この紫電改は見事に零戦の仇を取ることができた戦闘機でした。これが、あと1年早く登場していればとも思いますが(でも戦争は負けたでしょうか)、登場は終戦の5ヶ月前。この頃は生産能力も上がらず、さらも燃料も質が悪く設計上の性能が発揮できず(オクタン価が低くて当初馬力が出ませんでした)、苦しい中を搭乗員の質がカバーしたのです。マンガもそのあたりを描いていたはずですが、もう中身は忘れました。歴史街道11月号が紫電改の特集をしていたのを新聞広告出見て思わず買ってしまいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【10月6日】

2012-10-06 | 雑誌

昨日読まなかったビックコミックオリジナルをダルビッシュの登板を見た後で読みました。ダルはいいピッチングをしていたのに、打線の援護が全くなく、今シーズンは今日で終わりましたね。あとはイチローがワールドシリーズまで行けるかどうか、行かせたいですね。ビックコミックオリジナルは深夜食堂が秀逸のできでした。前回から始まった青い鳥というのも、終末医療を描いていて、小児科医バンビとならんで医療もの二作が面白いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【10月5日】

2012-10-05 | 文庫

ビックコミックオリジナルの発売日でしたが買うのを忘れたので、おかげでゲーテとの対話上巻を今日読み終えることができました。ゲーテがその作品以外に何を語ったか(語りたかったか)がこの本には書かれています。詩は現実に基づいていなければならない、だから詩を書くには対象に対してあらゆることを学ばなければならないというのがゲーテの持論でした。だからゲーテは文学のことだけではなく政治も自然科学も学び研究したのでした。ヴァイマル(ワイマール)公国で10年も(文学は忘れて)宰相を務めたのですからたいしたものです。

「ゲーテとの対話 上巻」エッカーマン 岩波文庫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【10月4日】

2012-10-04 | 文庫

ゲーテとの対話は今日は40ページ。明日に上巻が読み終わるかどうか(ビックコミックオリジナル発売日だから無理かも)。日記形式で話は進むので、ゲーテなんて取っつきにくいと思っていましたが、文章が難しくて大変ということはなく、人生の指針を与えられるかのようです。歳取ってから読んでますが、ドストエフスキーと同じく、青年期に読んで中年になって読み返すというのがいい感じだと思いますね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【10月3日】

2012-10-03 | 文庫

今日は車中で居眠り多発だったため、ゲーテとの対話は20ページくらいしか進みませんでした。朝はなんとなくの居眠り、夜は飲み会の後の爆睡であります(居眠りとはいいませんね)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【10月2日】

2012-10-02 | 文庫

ゲーテとの対話という本は、夏休みの頃に学生街のある本屋に行くと山積みしてありますね。学生の夏の読書として読まれるべき本ということでしょうか。ゲーテは文学者として、世界史の授業では疾風怒濤という文学運動を推進した人として学びましたが、作品を読んだことはありません。ファウスト、若きヴェルテルの悩みなど位しか知らないのですが、ゲーテとの対話は、先日読んだ本に知の巨人としてのゲーテの言葉を知るという意味でいい本だということで、岩波文庫で上中下3冊をとりあえず買って、読み始めた次第です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする