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活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【10月1日】

2012-10-01 | 文庫

明治維新から約60年を経てできあがった洋食の一つの頂点なのが、とんかつであります。日本人ならほとんどの人が美味いと感じる洋食ですね。とんかつ屋のメニューの中にはトンカツとエビフライと牡蠣フライを一盛りにして定食にするところもあります。そしてこれにかけるのはウースターソースです。これも日本の作品。トンカツのような分厚い肉を中までしっかりと揚げる技術は日本のコックならではなのだそうです。低めの油温でじっくり揚げて、高温で二度揚げしてカラッとさせる。西洋では人気のないフィレも日本では高級部位となって揚がります。素晴らしき日本の料理人というところです。
料理の後は、世界名作全集ではなく世界の名著という感じでゲーテとの対話にトライしています。

「明治洋食事始め」岡田哲 講談社学術文庫

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