ヒトの進化の歴史をみるとその設計図はつぎはぎだらけのものだそうです。4億年前のナメクジウオのような原始的生物から魚類、は虫類、ほ乳類と進化した過程では、こうなるようにという将来の設計図があって進化したのではなく、その時その時に必要な進化が継ぎ足されたのでありますね。自然淘汰というのはそういうものでしょうけれど、それにしても、そうだとしても進化は素晴らしいものです。宗教の中には進化論を認めず神の仕業としているものもあるようですが、そう思いたくなるのもわかります。
「人体 失敗の進化史」遠藤秀紀 光文社新書
「人体 失敗の進化史」遠藤秀紀 光文社新書