林芙美子の渡欧は11月から5月までと冬が中心になりました。なので欧州独特の暗い冬を経験したわけです。1か月ほど倫敦にも滞在しましたが、夏目漱石と同じように鬱気味になってしまったのは、霧とこの日照時間にあるのではとも思います。すっかり日本が恋しくなってしまいました。欧州が輝きを取り戻す5月半ばにマルセイユから今度は船でスエズ運河経由、帰国の途に就きます。その後は樺太・道東を旅したり、伊豆の温泉に行ったりしました。樺太の様子はなかなか知ることがないので、この紀行文はとてもためになりました。
「下駄で歩いた巴里」林芙美子 岩波文庫
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