この冬からいろんな雑誌で鎌倉殿の特集をやっていて、大体読んでいるのでだいぶ鎌倉時代の創成期の頃は頭に入りました。従来は源平合戦が面白いところで、実朝が死んでしまうと話はおしまいでした。今回は大河ドラマがその後を半分くらい割いているので、御家人たちが相当登場します。歴史人7月号はこれでもかという感じの鎌倉と御家人の話で、やっぱり読んでしまいました。ドラマはもうすぐ頼朝が死にますが、その後はこれでもかという感じの権力闘争が始まります。歴史教科書ではなんとなく北条氏が執権に収まったというような感じですが、実際は血みどろの戦いがあったわけです。その辺りが良くわかります。
ビックコミックオリジナルを読んでいた一日です。昭和天皇物語はいよいよ2・26事変に差し掛かりました。この辺りから軍部の横暴が目立つようになります。横暴といっても将校以下は真面目にやっていたと思うのですが、上層部がいけません。陸軍大学を出て純粋培養され、自分たちはエリートであると思い込み、温室のような世界にいたのですなあ。
登山誌PEAKS6月号を読んで、山登りの意欲を高め、山道具への物欲を高めた後、ブルーバックスで地球の中身を読み始めました。このところ地学の本を読むことが多くて、岩石図鑑なども眺めていますが、日本列島の成り立ちという少し突っ込んだ話ではなく、もう少し全体の話となります。
山と渓谷6月号を読んだりして夏山の新しい情報をゲット。南アルプスは今年も広河原から北沢峠までのバスが動かないので、伊那谷から入らなくてはならず予定していた山行は今年は断念です。北アルプスは今年こそ初の槍か穂高に登ろうかと思っていますが、いつの時季にしましょうかと思案中。ヘルメットも買わなくてはならないし。
イチョウ奇跡の2億年史も読み進めました。
山と渓谷4月号を読みました。アルプスの自然特集で、動植物地形の解説で面白かったです。アルプスの動物で一番気になるのは雷鳥で、生息数が減少傾向で、最近は生息域にニホンザルが上がって来て幼鳥を捕獲したり、テンによる捕獲も目に付くそうです。南アルプス(北岳付近)ではテンとかキツネの捕獲も試みられているそうです。住むところが高山しかないですから、なんとか個体数をつないでもらいたいです。ニホンカモシカは概ね数の問題はないみたいですが、二ホン鹿がこちらでも生息域を広げていて、高山植物を食べ漁っています。鹿は繁殖力が旺盛ですからけっこう間引いても問題ないと思います。ただ殺すだけではなくジビエ料理とかにしていくことが必要ですね。
新左翼の本を読んでいますと、内ゲバの話になると憂鬱になりますね。新左翼もスタートは人々の生活をよくしようという純粋な動機から始まったわけですが(そのために共産化するとしても)、その理論・活動に自分が命を懸けるようになり、そして人の命を奪うことを正当化することに抵抗を感じなくなっていくのです。これが内ゲバの成り行きですね。共産主義は(決して科学などではなく)宗教だと自分は信じていますが、宗教の原理主義そのものと生き写しです。
と、少々暗い気分になったので、歴史道で源平の話を読んで気分転換です。頼朝と義経が(ドラマでは無事感動の出会いをしたばかりですが)どうして確執を持つようになったのかということがわかりました。ドラマは鎌倉殿の13人のドロドロの抗争に入っていきますが、今は笑いを誘っている北条時政の暗黒面が出てくるのが期待できます。
春は弥生も五日過ぎ、春一番で畑からの砂埃がもうもうとしています。ビックコミックオリジナルの日でした。卑弥呼は天岩戸のようなところに閉じ込められてそこで(実弟との)子供を出産しましたが、さてどういうシナリオが用意されているのでしょう。そして昭和天皇物語は2・26事件に向かって話が進んでいます。昭和初期のあの時代軍人は何を思い詰めて色々な事件を起こしたのだろうと思います。現代は一人で死ねないから無関係の人を殺すという阿呆がいっぱいいますが、あの時代は少なくとも国を憂いてテロを起こしていました。ウクライナの人には申し訳ないけれど、今の日本は平和ボケしているのだなと思います。