眠狂四郎、御家人斬九郎などの時代劇作家、柴田錬三郎を知っている人はもう少ないでしょう。1978年に亡くなっていますから。その(通称)柴錬の岡っ引どぶに取り掛かっています。同時代の松本清張のものともちょっと違う時代劇です。
吉田篤弘のショートショートの3日目です。なんか独特の世界が広がります。そういえば昨日読んだビックコミックオリジナルの新しい作家の世界に通じるような、そういう感性があります。ご本人は装丁家でもあります。
東京レガシーハーフマラソンに出場。まだ真っ暗な朝一番の電車で国立競技場へ。1万5千人のランナーが集まりました。東京オリンピックを記念したコースです。何よりも国立競技場を走れるというのがいいですね。昔の国立競技場は中学生の時陸上部で走ったことがあるので、なんとか新しい競技場を走ってみたかったのです。結果は、この歳にしてはまあまあかなという1時間50分は切りましたというタイム。
往復の電車では吉田篤弘の短編というよりもショートショート、月とコーヒーを読んでいました。知っていた作家ではないのですが、Kindleのレコメンドで紹介されたので読んでみています。
春の山行の時に読み始めた小松左京短編集(東浩紀セレクション)をようやく読み終えました。明日は東京レガシーハーフマラソンでその事前受付に上京する間に読みました。マラソンは国立競技場をスタート・ゴールするもので、あの中を走れるという特典があります。一度は走ってみたいですよね。そして我が母校が箱根予選会を通過しました。正月の楽しみが増えました。
「小松左京短編集 東浩紀セレクション」角川e文庫
小松左京短編集の読みかけを進めています。結晶星団は多元宇宙を明示したような内容で、宇宙論を少し読んでいた方が面白いかもしれません。小松左京の生きていた時には多元宇宙はあまりメジャーではなかったはずですが、大したものです。お糸という作品はタイムトリップものの過去の改変についてがテーマで、天保の江戸時代に未来の機器が登場したりします。これはSFの王道のようなものです。
遂に半七捕物帳を読了です。全69話でしたが、最後の1話は他に比べて倍くらいの長さで、御用聞きも半七ではなくその養父の吉五郎という設定です。文庫本で6冊分、いずれも明治30年頃の新聞記者が引退した半七老人から回顧譚を聞くという設定です。長さが決まっていたせいか、いよいよクライマックスというところで、突然話が終わり、「もうお判りでしょう」と半七老人がその後はサクサクっと結末を語るパターンが結構あります。いずれの話も面白かったです。軽ーく読めるのでお勧めですね。
「半七捕物帳」岡本綺堂 WAKWAK文庫(青空文庫)
一泊のキャンプで雨にもたたられましたが、シトシトと秋雨で焚火を見ながら雨音を聴くというのも、これもいいものです。旧友との話も咲きました。帰りも2時間の電車旅。半七捕物帳を2話進めました。
旧友とキャンプをすることになりまして(オートキャンプですが)、電車で高崎線の北本駅まで行き、ピックアップしてもらいキャンプ場へ。そこまでの2時間で2話ほど半七捕物帳が進みました。文庫本では6巻目に突入。いよいよ最終巻です。