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活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【8月22日】

2024-08-22 | 文庫

センス・オブ・ワンダーを読みました。沈黙の春で有名な(自分はまだ読んでいませんが)レイチェル・カーソンの詩的な自然讃歌です。沈黙の春でDDTをはじめとする化学物質の自然への脅威を訴えたレイチェルは(世界的に賛否の嵐が巻き起こりました)、自らが癌に侵されて死ぬ間際に出した本です。姪の息子を養子として迎え、メーン州の海岸近くの別荘で暮らしながら息子に自然との触れ合いを綴った内容です。本文は少なくて、文庫の3割くらいです。残りは日本の識者のレイチェルへの想いが綴られています。

「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン 新潮文庫電子版

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【8月20日】

2024-08-20 | 文庫

暇と退屈の倫理学を読了。面白くわかりやすい哲学の本で、ハイデッガーなどという人の話を砕かれて読んだのは初めてでした。でももう1回読んでおかないと知識として入りませんね。著者が務めた3つの大学での講義をまとめたものということで、そういう意味で本格哲学書というのではないのですが、難易度はちょうどいい感じでした。

「暇と退屈の倫理学」國分功一郎 新潮文庫

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【8月19日】

2024-08-19 | 文庫

人は退屈する動物で、そして退屈が大嫌いなので暇つぶしをします。暇と退屈の倫理学はあとちょっとで読み終えます。

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【8月17日】

2024-08-17 | 文庫

今日はハイデッガーの話です。あの「存在と時間」という多分絶対に読まない(読みこなせない)永遠の哲学書を書いた人です。この人も退屈について語っていて、それは「形而上学の根本書概念」という本で、タイトルを見ただけで絶対理解できそうにもありませんが、國分先生はこれを優しく説明します。実はハイデッガーも一歩一歩語りかけてくれているのですが、凡人にはなかなか一歩が難しいのでありますね。退屈においては時間がのろい。時間がぐずついている。退屈する私たちは、このぐずつく時間によって困らされているということなのだそうです。なぜ困らされているか、それは私たちを引きとめているで、こののろい時間によって「引きとめ」られているのです。そうして引きとめられると、何もないところ,むなしい状態に放って置かれることになるからで、むなしい状態に人間は耐えられない。だから私たちは何かやるべき仕事をもとめるということなのです。 

 

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【8月16日】

2024-08-16 | 文庫

台風の1日、暇と退屈について考察を本を読み進めていました。かつて有閑マダムという言葉がありました。暇を持て余している金持ちの奥さんとでもいう女性のことですが、働く必要がなくて暇であることは金持ちの裏返しでもあります。有閑ということばは20世紀以前の貴族層に当てはまったものです。働く必要がない彼らは、使用人を使い、競馬をしたり、狩をしたりといったことで暇を潰していましたね。そういえばトランプや麻雀(中国ですが)を発明したのも貴族でしたね。

 

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【8月15日】

2024-08-15 | 文庫

暇と退屈の倫理学を20%まで進めました。電子版で読んでいるので全体のボリュームがわからないのですが、紙版だと500Pある厚い本のようで、ちょうど100Pまで進んだということです。まだ先は長いです。

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【8月13日】

2024-08-13 | 文庫

暇と退屈の倫理学の2日目です。小人閑居して不善をなすという中国故事があります。つまらない人間が暇でいるとろくなことにならないということですが、実は人間は衣食住が満たされ暇になると退屈に悩まされるのだそうです。この盆休みだって円が安いし物価は高いし家でゴロゴロ、でもやることがなくて退屈だーと悩む人が多いのではと思います。どうすれば暇と退屈から逃れられるのか、誰もが悩むわけですね。そこに暇つぶしの魔の手が伸びてきます。これをすればどうですかというコマーシャル(例えば旅行、食事、買い物など)がこれかこれかとテレビを見ていると登場します。自分で選ぶというよりも、実はやらされているというという感じですね。

 

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【8月12日】

2024-08-12 | 文庫

哲学の本に取り組んでいます。暇と退屈の倫理学というタイトルで國分功一郎という東大の先生が初期の頃に書いた本の文庫化版です。哲学の本はその原著は難しくて読めないので、解説書を読むのですが、この本は取り上げてあることも面白く、平易な文章なので読んでいけそうです。

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【8月11日】

2024-08-11 | 文庫

浅田次郎は入隊時には64式小銃を撃つことはままならなかったのに、退役時には300m先の的に当てることができたそうです。ひ弱な新任自衛官も2年間の一任用で逞しく育て上げられるのでした。自衛隊は軍隊ではないと政治的にはなっていますが、どこからどう見ても(世界中の目からも)軍隊そのものです。1974年当時はソ連が攻めてくるというのが想定でしたが、現在は中国、ロシア、北朝鮮が仮想敵になりました。現場自衛官は災害派遣でしか国民と接点がありませんが、来る有事には先頭に立って日本を守ってくる力強い存在ですね。ただ、昔も今も待遇がそれほどいいわけではありません。後方準備をしっかりとして待遇を改善してあげたいですね。

「歩兵の本領」浅田次郎 講談社文庫

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【8月10日】

2024-08-10 | 文庫

歩兵の本領の舞台は1974年前後。当時はパワハラなんて言葉は微塵もなく、鉄拳制裁が日常だったようです。ただ、涙も血もなくということではなく、古参兵もそれなりに人情味はあったように描かれています。もっとも新兵も志願のようなの者いましたが、訳ありのところをリクルートされたという者も多かったようです。今はどうなんでしょうね。セクハラ問題はありましたが・・。

 

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