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活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【6月27日】

2025-06-27 | 単行本

鎌倉時代から戦国時代まで存在感があった千葉氏のことを読んでいます。ずばり、千葉一族の歴史です。千葉氏は桓武平氏の流れで、平姓を桓武天皇からもらった高望王(桓武天皇の孫、または曾孫)は平高望と名乗りました。桓武天皇には大勢の子供がいたので、高望王は将来の出世や収入が望めないと考えて、臣籍降下し関東に下り関東を地盤として栄えたということです。その子は8人兄弟ですが、平良文の流れが千葉氏の流れになります。ちなみに良文の兄である良将は将門の父です。

 

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【6月25日】

2025-06-25 | 単行本

図書館の書棚を眺めていたら地下水の本。ちょっと面白そうだったので借りてきました。地下水・湧水の疑問50というタイトルです。水は淡水と塩水がありますが、淡水は2.5%でしかなく、そのうちの70%は氷河などの氷で人類の利用できる水の99%が地下水だそうです。地下水はどこからくるのか、どこへ行くのか、どこにあるのか、地下水の全てが書いてあります。

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【6月13日】

2025-06-13 | 単行本

過日山陰を旅行した時に倉吉に立ち寄ったのです。倉吉はSLと古い町並みで有名なところだので寄ったのですが、里見氏終焉の場所ということを知って驚いたのです。なんで安房の里見氏が山陰で?と不思議に思いました。里見氏は秀吉の全国覇権の中で、上総を切り取られ安房一国9万石の大名として残ることになり、安房を守るために必死に秀吉につくし、関が原でも頑張った結果鹿島3万石を加増され12万石になったまでは良かったのですが、嫁を貰った将軍家宿老の大久保忠隣失脚に伴って伯耆に転封となり、そのままなし崩し的に縮小され最後は滅亡となってしまいました。幕府にとって江戸湾入り口に外様大名がいるということが不都合であり、北への守りとしての鹿島に領地があるのも不都合というのはわかりますが、伯耆にまで追いやって最後は無くしてしまうという理由がどうもわかりませんでした。足利一門であり、名家と考えれば家康よりも家格は上ではないかと思いますし、今川氏真のように高家として残すというのも有では考えますけどねえ。重臣だった正木家の娘がお万の方として家康の側室になり、尾張徳川と紀伊徳川を産んでいるのに。楽しく読めた本でした。

「図説 戦国里見氏」滝川恒昭 細田大樹 戎光祥出版

 

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【6月12日】

2025-06-12 | 単行本

戦国房総史の本にはまっていますが、図説戦国里見氏で小弓公方の次は安房の雄、里見氏の興亡です。南総里見八犬伝で名前が全国区になっていますが、最後は悲劇の大名家となります。でも秀吉の小田原征伐までは安房だけではなく、上総、下総東部を領域にして北条氏と戦い続け、水軍で江戸湾や香取の海(当時は霞ケ浦から常磐川(利根川の前、鬼怒川など)、印旛沼、手賀沼がつながっていました)の覇権ももっていました。もともとは鎌倉公方の重鎮で足利御一門という格でもあります。

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【6月9日】

2025-06-09 | 単行本

図書館に行ったら、技術特集コーナーがあって、潜水艦の本があったので借りてきました。歴史群像の別冊図解ものでその歴史、構造、兵器などが順追って解説してあります。地上戦では昨今のウクライナ戦争でドローン攻撃がすっかり従来の戦闘を変えてしまいましたが、潜水艦はしばらくは革新的な変革は起こりそうになく、深く静かに潜行してその時が来るのを待つというのは変わらないでしょう。

「歴群[図解]マスター潜水艦」白石光 ワン・パブリッシング

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【6月7日】

2025-06-07 | 単行本

また図鑑ですね。先日は面白地形図から3D地形を作った図鑑を読んだばかりですが、こちらは地学的な観点からの地形図鑑です。列島の成り立ち、地質のことも解説しているので、日本列島の勉強にはこちら方が楽しいと思います。何冊も似たような本を読んだおかげで、ようやく日本列島の成り立ちが理解できるようになってきました。やはり文章だけではなく、3D図鑑は役立ちます。

「3D地図でわかる日本列島地形図鑑」高田将志監修 成美堂出版

 

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【5月26日】

2025-05-26 | 単行本

また図鑑です。地図研究家の今尾恵介氏の最新刊でこれも図書館で見つけてきました。今尾氏は地形図を丹念に読んで、鉄道や道路が何故こういうルートになっているのかとか、人の生活との関連などを著書にしてきましたが、この本は個性的な地形(著者は地形名所と言っている)を取り上げて3Dグラフィックと地形図(新旧比較したり)でその面白さを伝えています。地理院のWEB地図でも立体化して見ることはできるのですが、3Dグラフィックは植生などの色も着いているのでより立体的に見えます。まあ日頃地形図が好きな人向けではありますね。

「不思議3D地形図鑑」今尾恵介 朝日新聞出版

 

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【5月25日】

2025-05-25 | 単行本

大江戸復元図鑑<武士編>を読了。徳川時代の武士の仕事、あり様がよくわかりました。この本の出版社はもう廃業していて、この本も絶版。図書館でしか読むことができません。江戸時代を知りたいと思えばこの本はおすすめです。庶民編もあるので読んでみる予定です。

「大江戸復元図鑑<武士編>」笹間良彦 遊子館

 

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【5月24日】

2025-05-24 | 単行本

今日も大江戸復元図鑑。半分ほど読み終えました。時代劇ではわからない武家社会の身分差がすごいですね。足軽って武士の最下層ですが、幕府では同心と呼びます。奉行所に登場する人たちは同心が主です。たかが足軽風情という言葉がありますが、同心は足軽なんですね。ですから身分の高い武士と遭うと道端に引いていなくてはならないんですね。高貴な武士は偉そうに町を歩くわけです。その高貴な武士も、太平の世が続いて甲冑のつけ方もわからなくなって、さらに黒船騒ぎとなると庶民を兵隊にした(長州など)軍勢に負けてしまうわけです(もとより甲冑など鉄砲には役立たずですが)。

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【5月23日】

2025-05-23 | 単行本

大江戸復元図鑑を読んで時代物を読む、見るをするとリアルさが実感できますね。特に映像は決まった撮影所(ほとんどは京都の太秦)なので旗本屋敷を描くとき、実際は石高の大小で違う門構えを描けません。また200石の旗本は結構台所事情が苦しかったのですが、地方の藩士たる200石の方が暮らし向きは良かったということ、そして同じ200石でも江戸町奉行の与力はお目見え以下で旗本よりも格は下でありながら、奉行所への付け届けがあって、1000石の大身旗本並みの実収入があったのだそうです。武士は格が命ですが、実入りがあった方がいいですよね。

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