見えない宇宙を読み耽っていますが、この本ではまだ(その発見がノーベル賞となった)ヒッグス粒子は予想の段階です。そして肝心のダークマターはいくつかの候補が考えられていて、近いうちにその証拠が見つかるだろうとしていました。2006年頃の話ですが、18年経ってもまだその証拠は全く見つかっていませんね。ますます謎を深めている感じではあります。
見えない宇宙を読み耽っていますが、この本ではまだ(その発見がノーベル賞となった)ヒッグス粒子は予想の段階です。そして肝心のダークマターはいくつかの候補が考えられていて、近いうちにその証拠が見つかるだろうとしていました。2006年頃の話ですが、18年経ってもまだその証拠は全く見つかっていませんね。ますます謎を深めている感じではあります。
本棚に並べてある見えない宇宙を再読しています。2008年の宇宙論の本ですが、16年前の本とは思えないレベルです。日進月歩の科学ですが、宇宙論はそう日々新しいことがわかっているわけではないので、まだまだ通用しますね。
宇宙は私たち(星々)を構成している物質が4%しかなく、あとは2つの見えないもので構成されています。一つはダークマター。約27%を構成しています。これは見えないのですが(=電磁波を出さない)重力があることは判っています。重力レンズの存在で(間接的に)証明されています。まだ見つかっていない新種の素粒子か、はたまた想像外のものか。ダークマターのおかげで銀河が出来上がっているといえます。そして残りの構成がダークエネルギー。こちらは宇宙を膨張加速させているもので、宇宙を均等に満たしていると言われています。
ぽかぽか陽気の中、床屋さんに行って待っている間に人形佐七を読んでいました。昼時なのに1時間ほど待って、でも2編読むことができました。佐七は結構へまをやらかすんですね。落とし穴に落ちたり、槍に刺されたりと。そこがスーパーマンではない岡っ引を描いているところです。
今日は久しぶりに電車でお出かけしたので、その道すがら人形佐七捕物帳を2編ほど読みました。時々ミスを犯すのが佐七らしいキャラとも言えますね。昭和に映画化されたのは若山富三郎がシリーズになっています。テレビ化もされていて松方弘樹が結構やっていて、最近では堤大二郎や要潤もやっていますね。若山富三郎は親分としてはいいですが、人形のような顔かというと?ですねー。
新しく取り組んでいる捕物帳は、横溝正史の人形佐七捕物帳です。横溝といえばご存じ金田一耕助ですが、こちらはもう可能な限りの作品は読み終えました。そこで江戸物ということで人形佐七を選びました。こちらは文化文政時代が時代設定。半七などよりもちょっと前の時代です。20代初めに親分になった佐七はその男前から人形とあだ名されています。講談のような語り口で短篇がいっぱい取り揃えてあり、その第一作から読み始めました。とにかく短めなのでサクサクと読めます。
かつて1970年代にハイセイコーという怪物馬が日本ダービーでタケホープに敗れたことがありましたが、それを題材にした草原からの使者という話が競馬界を巡る話で面白かったです。浅田次郎は大の競馬ファンですからね。沙高樓綺譚は2冊しか作られていないようなのですが、もう続編はないのでしょうかね。
「沙高樓綺譚 草原からの使者」浅田次郎 徳間書店電子版
月とコーヒーを読了。食楽webに二年間連載されたものが、単行本化されたとのことです。寝る前にベッドでちょろっと読めるようにショートショートにしてあって、え、こういう終わり方?というのもそれが故だそうです。掲載されていたのが食に関連するものなので、どの話も食べ物が登場します。装幀も挿絵も本人なのですが、挿絵が素敵でした。
「月とコーヒー」吉田篤弘 徳間書店
本棚に鎮座している東京電車のある風景Ⅱというのを読みました。昭和30年代から40年にかけての国鉄(当時)や私鉄の写真と今の写真とを対比しています。ただし、今といっても平成12年頃の話です。それから比べてもだいぶ東京は変わりましたからねえ。当時の街の様子が載っていますがこういうのを見ているのが楽しいです。
今日も今川氏親と伊勢宗瑞を読んでいました。伊勢宗瑞は室町幕府の奉公衆でしたが、甥の今川氏親(元服前の名は竜王丸)の駿河統一を手助けするため駿河に下向します。そして、それをきっかけに伊豆に自分の領地を拡大していくこととなります。竜王丸は西に向かって遠江の攻略を開始します。竜王丸の元服は23歳で、何故かはわかりませんが当時の普通の15歳からすればだいぶ遅い元服でした。この辺りは実際もっと合戦とかが絡んでいて読んでいてこんなことが起こっていたのかと初めて知りました。東海の覇者と言われた今川義元の父親の代の話ですが、今川家、北条家が戦国大名として拡大していく様は面白いです。
戦国時代の歴史地図を見ると、東海道には今川氏、関東は北条氏、甲斐信濃は武田氏が領土を持って描かれています。そのちょっと前はどうだったか。今川氏は義元が有名ですが父の氏親が戦国大名としての領土を確定しました。そして北条氏、これは鎌倉北条氏とは全く別の北条氏ですが、今川氏から出た伊勢宗瑞が関東を獲得し、伊勢氏では受けが悪いので北条氏に改名しました。北条と今川は親戚筋にあたるので、平穏に領土を認め合っていました。伊勢宗瑞は北条早雲と改名して、戦国時代を代表する人となりましたね。自分の力で伊豆から相模、武蔵を獲得しました。そんないきさつを書いた本はなかなかなくて、ちょっと真面目な本である今川氏親と伊勢宗瑞という本を買って読んでいます。これは先日読んだ「徳川家康と今川氏真」を読みながら知りたくなって買った本です。