宇宙のエンドゲームを読んでいます。宇宙年35歳(10^35年)になると、陽子が崩壊を始めるそうです。当初は32歳という予想があったのですが、神岡のカミオカンデで観測をしたところ崩壊の事実を確認できなかったので、32歳以上であることは明らかになったのです。でもその代わりニュートリノを観測できてノーベル賞につながりましたね。
今日も宇宙のエンドゲームをめくっていました。23年も前の本ですが、今でも面白いですね。この本では年齢として宇宙の1歳を対数でとっています。100億年は10^10なので10歳。現在は宇宙誕生から138億年たっているのでざっと130億年として10歳そこそこということになります。宇宙はまだまだ見える範囲に星や銀河が無数にあり、若々しい姿を見せてくれているというわけです。
クリスマスから正月なんてあっという間に過ぎてしまいます。特に箱根駅伝が終わると正月も終わりだなーと。明日は仕事始め。
本棚にある宇宙のエンドゲームをめくっていました。宇宙論は古い本でもそんなに変わらないのですが、さすがに銀河系の中心部にある巨大ブラックホールへの言及はありませんね。
南海トラフの大地震は今後30年に70%の確率、首都圏直下地震も同様ということが広く流布されています。でもこの数字にどれほどの意味があるのか。これを予知というのであれば、科学的な根拠(式とか)が示されなくてはいけませんが、過去にこういう地震が起きてきたから周期性があるということが唯一の根拠です。学術的には全く非科学的な根拠なのだそうです。たとえば、サイコロを振って、膨大な賽の目を統計的に処理しても、次の目に何が出るのかはわかりません(わかればギャンブルで大金持ち)。そもそも、地震予知は世界的には不可能とされていて、日本の一部の学者だけが唱えているそうです(表向き。裏に回ると不可能だと認めているそう)。この予知事業があるので行政は予算を投じ、あるいは学者は研究費を受けということになっているそうです。著者のロバート・ゲラーさんは(外人で初めて東大教授になった)、予知事業など即刻辞めて、どこで地震が起きても対応できる国家を作るべしと言っています。南海地震は起きないと言っているのではなく、そんなこと予知できないのだから、起きたときに東北の二の舞にならないように対策を投じることに予算を投じるべしといいます。街で防災の啓蒙活動をしているので、さもありなんと読みました。
「日本人は知らない「地震予知」の正体」ロバート・ゲラー 双葉社
見えない宇宙を読んだばかりですが、同じ書棚にある2002年の本、宇宙のエンドゲームを読み返しています。20年以上前の宇宙論ですが、こちらもまだ内容は古くなっていません。全体としては同じような内容なのですが、見方とか表現とか例えとかが違っていて、こちらの方が少し読みやすい感じです。宇宙の始まりは、全く無の空間から素粒子よりも小さい「点」が突然超拡大するところがスタート地点。10^-34秒間にシャンペンの泡が銀河系の大きさになるというスピードで超超超高温のエネルギーの塊となり、そこからビッグバンが始まります。この無の空間から泡がはじけるように宇宙ができてくるということは、無数の宇宙が同時多発で発生しているということで、宇宙は無限大にあるとも言えるそうです。
人形佐七を3編読みました。細君お粂が捕物に初登場。身を張っての活躍です。物語の上では24歳(佐七は26歳)。もう十分に年増だそうです。まあどんなご婦人でも、現代の目から見れば眉毛を剃ってお歯黒をつければ、歳に見えそうです。17・18で結婚というのが普通ですからね。
ようやく見えない宇宙の再読(3回目)を終えました。2008年の宇宙論でしたが、ダークマターとダークエネルギーに対する考え方は大方現在に至るまで変わっていないようです。両方とも候補となる粒子の発見には至っていません。色々な観測衛星が打ち上がることになっていますから、近い将来に発見に至るとは思いますがね。
「見えない宇宙」ダン・フーバー 日経BP社
今朝はランニング中、地球と殴り合いをして(まだ夜明け前の暗い道路の小さな段差につまずいて)目の上に大きなたんこぶを作り(肩も両ひざも擦りむいて)、内出血が目に垂れてお岩さんのような顔になってしまいました。休養かねて安楽椅子でほぼ片目で見えない宇宙を読んでいました。全く、ひどい顔です。
今日は見えない宇宙を数ページほどでした。後は時間はあったものの、huluを見たり家仕事の手伝いしたりの一日です。日中が暖かくて小春日和ですが、小春日和とは11月(霜月)の暖かい日のことですが、この言葉ができたときは旧暦なわけで、今の12月に相当します。現代は暑くなってもう小春日和というよりも小夏日和ですな。