goo blog サービス終了のお知らせ 

活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【8月4日】

2025-08-04 | 単行本

かつて高倉院は厳島行幸にどういう海路をどのくらいの時間をかけていたのでしょうかという問いがあるとすると、時速5kmで30km程度を進んでいたようです。地乗り航法といって、沿岸を瀬戸内海の大きな潮の干満を利用していたのでそのような速度になったのです。帆掛船でゆったりとではなかったのですな。潮は6時間おきに発生するので、潮に乗ったり潮待ちしたりしていたのです。瀬戸内海は島と島の間は瀬戸といって潮の速度が早まるので危険地帯でした。夜間などは水没、転覆が絶えなかったようです。
など普通の歴史書にはない話が面白かったです。

「列島の東西・南北 つながりあう地域 シリーズ古代史をひらく」川尻秋生責任編集 岩波書店

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【8月3日】

2025-08-03 | 単行本

列島の東西・南北を3日目です。古代の北海道からサハリン、オホーツクにかけての文化の話、八重山諸島から九州に至る南西諸島の文化交流の話などを読みました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【7月28日】

2025-07-28 | 単行本

上杉氏対古河公方という享徳の乱をめぐって中世を眺めた本を読み終えました。秀吉以降は内訌(お家騒動)が強力な圧力の下で押さえつけられて、比較的落ち着いた武家社会が推移しましたが、室町時代までは後継ぎ、権力争い、領土争いが頻繁で、人の命はあっけなく散ってしまう社会だったことがわかります。特に徳川の世になってからは長子相続が決まったのでですが、それまではルールとしての長子相続がないので、誰も力があれば争いに割って入れたわけですね。疫病も頻繁でしたから、明日をも知れぬ社会では思ったことを実行していくことが最善の人生だったのかもしれません。

「享徳の乱と戦国時代」久保健一郎 吉川弘文館

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【7月27日】

2025-07-27 | 単行本

享徳の乱の頃の歴史を引き続き読んでいます。前は鎌倉公方(古河公方)側の視点の本を読みましたが、こちらはどちらかというと幕府・管領(上杉氏)側の視点が主となっています。太田道灌のことも書いてあって、勉強になりました。太田道灌は上杉側の知将でしたが、なぜか親分の上杉定正に謀殺されました。出来すぎる部下を持つと、親分としては心配になるのですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【7月25日】

2025-07-25 | 単行本

またまた中世の歴史ものを読んでいます。吉川弘文館の本ですから、正当歴史物です。列島の戦国史シリーズということで、享徳の乱と戦国時代です。戦国時代はいつから始まったのか、かつては応仁の乱からということでしたが、今は享徳の乱(関東で始まった古河公方を巡る乱)からというのが定説になっていますね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【7月21日】

2025-07-21 | 単行本

中世の真相を読み終えました。西行法師や鴨長明などの文人、院政の始まりと終わり、五摂関家の始まり、以仁王の院宣を頼朝はどう利用したかなど、とても面白かったです。

「鎌倉幕府誕生と中世の真相」加来耕三 日経BP

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【7月20日】

2025-07-20 | 単行本

かの西行は多くの歌を残しました。ちょうど院政から武士の世界(鎌倉幕府)の転換期に生きた人です。出家前は佐藤義清という北面の武士でした。西行が西行になる過程が描かれていてへえと思いながら読みました。奥州をはじめとして行脚をしていましたが、決してボロボロの法衣を着て行脚をしていたかというとそうではなく、自分の荘園を持っていたので(佐藤は藤原北家の出)、お金はちゃんとあったそうです。頼朝に義朝のドクロを見せに行った怪僧文覚はそんな西行を嫌っていて殺してやろうと思っていたのですが、チャンス到来の歌会の場で、西行の顔を見て止めたのだそうです。それは西行の面構えが北面の武士のそれだったからだそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【7月18日】

2025-07-18 | 単行本

鎌倉幕府誕生と中世の真相は書いている人は歴史家ですが、史学の本ではないので事実が羅列されているだけではなく、歴史の行間を読むみたいなところがあるので、面白いです。清盛がどうやって覇権を取ったかは、先日の大河でもありましたね。清盛自身は中国(宋)との貿易を通して大きな利益を得て、それを後白河法王や公卿への賄賂に使ったりしました。でも戦いはそんなに得意ではなかったそうです。保元、平治の乱を通して平家が伸びる過程が今日の読みどころでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【7月17日】

2025-07-17 | 単行本

昨日と同じくデカメロンを数話、鎌倉幕府誕生と中世の真相を読みました。面白かったの藤原摂関政治どうやって院政になって武家政治に変わっていくのかということです。保元の乱を通じて藤原忠道はもう摂関政治には戻れないと覚悟して、近衛家、九条家を作る方向に持っていき、そして鷹司家、二条家、一条家の五摂関家を作り、五家で摂関を回す仕組みにして藤原家の存続を図ったという流れがよくわかりました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【7月16日】

2025-07-16 | 単行本

デカメロンを5日分読みました。そのあとはこの頃日本史中世づいているので鎌倉幕府誕生と中世の真相というのを図書館で借りてきて読み始めました。真相なんて言葉は学術本にはありませんで、発行が日経BP社ということで平易な本となってます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする