ラジオ少年の楽しい電子工作、その他

AVRを使った簡単な回路の実験、そして日々のちょっとした出来事を書きます。

48V ファンタム電源

2013年10月14日 | 日記

半分仕事の様なテーマです。ポータブルのデジタル録音機のマイク用のファンタム電圧(48V)が出なくなってしまいました。TIのTPS61170と云う2mm四方のDC-DCコンバータICが壊れているのではと思い通販で入手したICと交換しました。

甘かったですね、NGです。インダクタの波形は出ているのですが電圧が10Vくらいしか出ません。もう1回ICを交換してみました。

しかし、症状は変わらずです。これは回路のどこかに不具合を抱えている感じが濃厚です。仕方が無いので5~6点のチップ部品をはずして

1個1個テスタで調べていきました。ダイオードはOK、TRもOK、電解コンデンサOK、セラミックコンOKこれをまた同じ場所に取り付けました。

最後に0.01uFの1mmくらいのチップコンが残りました。これにテスタ棒をあてると何と電流が流れるではありませんか。これは48Vラインとグランドに入ります。ここで電流が流れすぎて電圧がドロップしていたようです。50V耐圧のチップコンは手持ちがなくラジアルリードのちょっと大きめのセラミックコンデンサ代わりに取り付け無事48Vが出てきました。

1件落着です。

 

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10 コメント

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Unknown (kuga)
2013-10-14 14:18:43
以前一度だけショートモードでのセラミックコンデンサの故障に出会ったことがあります。
茶色の円盤型のコンダンサの時代、パスコンに使っていたもので、5V電源がショートするトラブル。
セラコンのショートなんて考えてもみませんでしたので
発見に大変苦労しました。

(オープンモードの故障があってもパスコン利用ではわかりません)
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Unknown (ラジオ少年)
2013-10-14 14:26:21
kugaさん、どうもお世話になりました。何とか先へ進めそうです。
このコンデンサは回路に付いた状態では良否が分りませんでした。オープンになっていたら、高周波的には問題があるのでしょうが、48Vはちゃんと出たと思います。
基板を交換して一件落着なんでしょうが、何が悪いのか追っかけてみました。
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Unknown (永遠の初心者)
2013-10-14 14:35:36
ラジオ少年さん、今日は
修理お疲れ様です。
ふと思ったのですが、48Vラインに50V耐圧の部品を使うのはどうなのでしょう?
耐圧は2倍以上余裕をみるように指導されてきたので、ちょっと違和感が・・・
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Unknown (ラジオ少年)
2013-10-14 14:45:15
永遠の初心者さん、こんにちは。
そうですね、50Vではマージンがなく信頼性に問題があります。
でも、ご安心ください。これはX品ですのでテスト用にしか使えません。

本来はちゃんとした規格を満足する部品を使うべきです。

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Unknown (永遠の初心者)
2013-10-14 15:20:06
ラジオ少年さん、レス有難うございます。
テスト用でしたか、失礼いたしました。
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修理完了良かったですね (kawana)
2013-10-14 17:39:50
たかがコンデンサと思われた事でしょう。私は回路が良く
読めないので、こんちきしょうと思いやっけて行きますので、時間が掛かってしまいますが、直ると嬉しいですね

会社勤め時、設計者のPC 98XXが立ち上がらなくて
少し困っていたので、電源と思い、電源ユニットを外して
貰い家に持ち帰り修理しました。10μ/50Vの電解コンデンサ不良でした。電解コンデンサなので、リ-ド下のパンク防止部が膨らんでいたり、漏液しているので基板を良く
見ると見つかります。
SW電源を作ったり、修理していると回路図、動作概略が分かってきます。技術の無い者の経験手法が私のすべと考えています。Power TR不良も多いけどですね。
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ファンタム電源、幽霊? (kawana)
2013-10-14 17:50:21
ファンタム電源て何あにと聞くと怒られそうなので
検索、ファントム戦闘機と同じ語源?

http://www.op316.com/tubes/balanced/bal3.htm
高性能のマイク設備と思いました。
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48V電源? (ezekiel)
2013-10-16 09:25:34
えっ、こんな値の電圧、なににお使いなのか
と思ってしまいました。
よくもまあ、1mm四方のチップコンですか?
そんなのを付けたり外したり出来ますね。
信じられません。
特別なコテや道具をお使いなので使用か。
私もPICのパッケージを注文間違いをし
28VQFNの変換基板への取り付けを
どうしようかと悩んでいます。

コンデンサ通々の件、チップの製造過程か、チップマウントする時ヒビか何か入って、経年変化で昇天したのでしょうね。

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Unknown (ラジオ少年)
2013-10-16 10:13:35
ezekielさん、おはようございます。
48Vはコンデンサ マイクの電源として使います。エレクトレットコンデンサマイクはせいぜい3V程度の電圧ですが、本物のコンデンサマイクは48Vです。
コンデンサマイクはお値段も高く一般的ではありません。
2mm四方のICは取り外しはICの周りをカプトン テープでマスキングします。この状態で細いノズルから熱風を当てます。
マスキングしないと回りのチップ部品が飛んでしまいます。
ICをピンセットで挟んでおいて取り外します。なるべく短時間でやる必要があります。
その後、基板のパターン上の半田をきれいに除去します。
取り付けるICのリードには予め半田をつけておきます。ピンセットでICを基板の上に載せ位置決めをしますが、直ぐにずれますので手の力を加減して固定しその上から熱風をあて半田付けします。
ちょっと慣れないとうまく行きません。
熱風を出す特殊な器具を使います。

28VQFNですか、これもピンセットで摘んで変換基板に載せ位置決めを行い2~3箇所半だで固定します。
その後、基板を傾けてICリードの上から下へ大目の半田を使い鏝先を移動させ表面張力を利用し鏝先に余分な半田を吸いつけます。
これも慣れないとリード間に半田が付いてしまいうまく行きません。
ある程度編み線で吸い取ることも必要です。
要らない基板で練習するといいのですがなかなかそうも行きませんね。
成功をお祈りします。
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ご説明ありがとうございます。 (ezekiel)
2013-10-16 17:47:14
成るほどね。
先日SSOPの0.65ピッチの物は取り付けましたが、VQFNのパッケージで届いたPICの姿を
見た時唖然とし、暫く落ち込みました。
熱風で半田を溶かすものは、勤めていた会社の
本社の基板の修理部門で見た事が有ります。
私らは専ら現地修理専門で、基板交換か
アンテックスの15Wで交換できる部品止まりでした。
VQFNは一枚と一個ダメにするつもりで
練習してみます。
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