Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

手作りシュトレーンにクリスマスリース

2016-12-10 18:20:05 | デサート desserts

毎年クリスマスの時期にはシュトーレン焼きます。今日の写真は昨年プログお休みしていた時に作り撮ったものです。さてどのレシピを使用したのでしょうか?色々なレシピを見て私風にアレンジしたものだったと思います。

曖昧なレシピは書けないので昨日作ってみました。焼きあがってから少なくとも1日寝かせたほうが良いお菓子 先ほど主人にテイスト テストしてもらいました。

合格 以上のようです。市販のシュトーレンとは異なりバターも甘味もかなり少ないのが特に気に入ったよう。でも中に散らした色々な乾燥果物はラム酒の中で寝かしてありその香りは何とも言えないです。マジパンの棒が中に入りちょっと甘みのアクセントが付いています。

 材料

  *小麦粉 250g

 *牛乳 145g ぬるく温めて置く

 *イースト(インスタントの粉状のもの)7g

 *塩 5g

 *卵黄1

 *バター 40g 室温で柔らかいもの

 *砂糖 30g

 *有機オレンジのゼスト 1個分

 *有機レモンのゼスト 1個分

 *干しブドウや好みのドライフルーツ混ぜて 180g ラム酒大3で1日ほど漬けて置く (昨年はアーモンドなども入れた気がします)

 *マジパン 150g

 *シナモン、キャトルエピス などお好みで

 *粉砂糖

  作り方 1本分

1ボールに半量の小麦粉とイーストを入れて混ぜ 卵の黄身と温かい牛乳を混ぜよく混ぜる。30分ほど休ませる。 

2 ドライフルーツを除く残りの材料を全部合わせ生地が滑らかに柔らかく少し手にくっつくようになるまで10-12分ほどよくこねる(私はフードプロセッサーのかぎ型の刃を使用したので時間は半分でした)

3 ドライフルーツをラム酒とともに入れてフルーツが均一になるようによく混ぜる。(これは機械でなくしゃもじを使いながら手で混ぜます)

4 暖かい場所で生地が2倍ほどに膨らむまで寝かす。30分位?

5 パンのガスを抜きあまりくっつくようだったら小麦粉を加えてよく混ぜる。丸くしてこの時涼しいところで少し寝かせると後で形つけやすいです。

6 小麦粉を振ったまな板の上に綿棒で伸ばす。両端は少し厚めに。

7 マジパンを2.5cmほどのソーセージのような丸い形にのばし真ん中に置く。

 パン生地が少し交差するように包む。(一番上の写真の様に。二番目の写真のものは包みかた変えてみたので)

8 暖かい所で2時間ほど生地が倍ほどになるまで寝かす。

9 190度に温めたオーブンで50分ほど焼く。35分ほど経過色が付きすぎると思ったら160度に落として下さい。

 焼けているのを試すのはひっくり返し指の関節でトントンと叩いてみます。空洞な感じの音がしたら焼けています。そうでない場合には延長。

10 グリルの上で10分ほど冷やしてから溶かしバター(30gくらい)を刷毛で塗り完全に乾かします。

11 完全に冷えてから粉砂糖を振りかけてお化粧。

一日おいてから賞味します。1週間ほど(以上)は保存できます。日が経過するごとにラム酒に漬けたドライフルーツの香りが高くなるお菓子です。

我が家ではクリスマスまでまだ長いのにもう賞味中なのですけれど(苦笑)家族用にまた作るかもしれませんが。

私はいつもこの倍2本ずつ仕込みます。

レシピ探しにドイツ料理の古い本を開けたら義母の自筆の沢山のドライフルーツ入ったパンのレシピ私宛に書いたものが入っていました。ドイツの堅実な玄米パンに沢山のドライフルーツが入った健康パンです。1917年に生まれたドイツ人の義母 いつもお腹をすかせないよう と私たちを訪れ滞在中は若い夫婦では購入できない高価な食材を散歩の度に私にお料理して頂戴と毎日持ち込んでいました。このパンも郵便で送ってくれたり。近いうちにこの懐かしいパン絶対に作ろうと。クリスマスが近くなりちょっとした懐かしい思い出が出てきました。

 

ところで南のベランダの前に自然に生えた西洋ヒノキ(糸杉)ベランダの高さをはるかに超えこれから冬に向かい大嵐あること考えました。 我が家は海辺 。現在まで大きな被害をもたらした大嵐はいつも冬場。倒れたらベランダが壊れてしまうのではないかと育った樹を倒すのは辛く残念ですが やむを得ず。3年前にほとんど視力を失ってしまった主人には無理なので現在ラロシェルを訪れている甥がいる間にと頼んで急きょ切り倒してもらいました。

とっても爽やかな森の良い香り。沢山の枝からしなやかなものを取りクリスマスリースを作ることにしました。

枝がしなやかで編み込むように円形を作ったのですが紐もあまりしなくても形ついてくれました。楽しくて大小3つも

庭からピラカンサスやマサキの先端の葉は白い花のようにきれいなので採ってきて飾ってみました。一つは玄関にもう一つはドイツのクリスマス前の日曜日4週間4本の蝋燭を添え日曜日ごとに火をともし家族団欒の時間を楽しみます。今年のクリスマスは日曜日。11月から始めなくてはいけなかったのに遅くなってしまいました。やっと。もっと細い赤い蝋燭をと思ったのですが空間ができてしまうのでこのように。オレンジとストロベリーの香りのする甘い気分に包まれる蝋燭です。

今日は長文になって失礼致しました。

 

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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もうすぐX'mas (ひとみ)
2016-12-10 18:38:26
お上品で、落ち着いた色合いのリースですね。

こちらでは、シュトーレンとか
シュトレーンとして売っていますが、、、
お店によって、違ってるので買うときに、
「、、、、、ですね」言い直されるときがあります。

このように手間がかかるのを
よく、マメにお作りになりますね。
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Unknown (ryuji_s1 )
2016-12-10 19:16:37
Fleur de selさん
今晩は
シュトーレン
ドライフルーツがいっぱい
美味しそうです
素晴らしいレシピありがとうございます。
もうすぐクリスマスですね
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ひとみさんへ (fleur de sel)
2016-12-11 16:46:43
スペルをフランス的に発音するとストーレンとなったりお菓子を知っている人はシュトーレン。本当は短くシュトレンなのですよね。このお菓子はそんなに難しくありません。パン作りが面倒くさい人は手がかかると思うかもしれrませんが。私は手つくりパンやピザよく焼くほうなので。こねるのも最近は器械に頼り横着しています。笑
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ryuji_s1さんへ (fleur de sel)
2016-12-11 16:48:45
ドライフルーツにラム酒が聞いていて日がたつごとにお菓子の中にラム酒が漂いおいしくなるような気がします。本当にもう年の終わりなのですね。日の辰野は早いものです。
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Unknown (ひとみ)
2016-12-11 20:21:22
ドイツのお義母さまが、
fler de selさんに 宛てられたというレシピ。

なんにでも 一生懸命に取り組んでいるお嫁さんに
信頼を寄せていた気持ちを 感じるエピソードです。
 なんだか わたし、ほんわりしてきました。
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Unknown (タヌ子)
2016-12-12 07:42:57
クリスマスを自宅で過ごすことが殆どないので、クリスマス用の料理やデコレーションって殆どしたことがありません。
シュトーレン、美味しそうに焼けてますね。
今年はパネトーネを焼いてみようかなと思ったけれど、クグロフさえ成功したことがないので、型を使うパン系のお菓子はやっぱり無理かなと思っていたところ。
シュトーレンも寝かす回数が多いから、気の短い私向きではないけれど、年に一回のことだから頑張って作ってみようかしら。
クリスマスリース、素敵な色合いですね。
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ひとみさんへ (fleur de sel)
2016-12-14 00:24:29
義母は戦争の中を生きた方ドイツの戦後は本当にひどい状態だったと思います。かなり性格の強い方でした。衝突もありあり子育て問題で私に意見を言った時普段はあまり反発などしない私の発言に驚き一年間交流が控えめになったこともあります。でもその後はまた親密に。お互いを認め合ったのでしょう。最後は義父がなくなり我が家に来てもらい衰弱で医者にも掛かりたくないという頑固な彼女 主人はスイスに長期出張中一人でお世話していましたが最後にもうこれはいお医者様の手にと救急車怒られたけれど呼びました。
その後2週間で亡くなられてしまいました。病院に入ったとき私に本当に有難うと言われたのは忘れないです。
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タヌ子さんへ (fleur de sel)
2016-12-14 00:36:02
パネトーネは焼いたことありません。クリスマスはドイツ系のお菓子になってしまいます。クリスマス我が家もどのように?。義妹家族と一緒は確実。次女の小さな家族も訪れますが滞在は婿さんの御両親の家。たぶん主人の親友も滞在。全然計画立ちません。義妹とはベジタリアンの献立 彼女も主人もサーモンには反対。それに現在鳥ヴィールス 
難しくなにも用意していません。どのようになるのでしょうか? 
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Unknown (ひとみ)
2016-12-15 10:05:36
ドイツは、イタリア、日本とともに敗戦国。
民間の空爆、戦後の賠償金のシワよせを
私の両親も、ドイツのお義母さまも味わったのですね。

お義母さまも、見込みない方にはレシピは残さなかったでしょう。


ブログ拝見してると、義妹さんも度々登場されて

今回の 》曖昧なレシピは書けないので、、、
の ところを目にし 真面目に努力を重ねてる姿に
義妹さんもふくめ、回りの方達が信頼を寄せているのを感じました。
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ひとみさんへ (fleur de sel)
2016-12-16 03:26:48
義妹は昨年まで2年ほど我が家の隣に住んでいました。現在はラロシェルに移りましたが週末にはよく一緒に食事をします。とってもしっかりしているインテリ女性です。チェロ奏者 事情があって発足した時から働いていたリルの交響楽団をやめこちらに引っ越してきたのですが色々音楽活動続けているとても頼りになる義妹です。
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