烏賊のげそと海老のブーリッド

嵐が去り静かな一日でした。家の中で色々溜まっていた家事をしながら　今日は冷蔵庫掃除のお料理をすることにしました。

これ本格的なブーリッドではありません。ちょっとばかり豪華に見えるでしょ？でも経済料理なのですよ。

ブーリッドとはブイヤーベースト同じくプロヴァンスのお料理。同じように作ってもブイヤーベスはルイユと食するのに比べブーリッドはアイオリソースでいただきます。（ルイユとアイオリソースの違いは前者にはサフラン、パプリカ、カイエンヌなどが入り色が付いています）

冷蔵庫にアイオリソースの作り置きがあったのでこのお料理思い出しました。

私は暇があると家にある材料でソースを作り置くのが好きな性格で作った物　時には忘れてしまうこともあり　あら？など反省しています。

げそは冷凍庫に茹でたものがあったので解凍しておきました。茹で海老は昨日ムール貝購入の際少しだけオードブル用にと。

ところでブーリッドはブイヤーベースのように色々な白身魚とブリュノワーズ（さいころに切った野菜、フェンネル、人参、セロリ、じゃが芋）などと煮込むのですが　今日は前述したように家にある素材でそれも魚は入れずゲソと海老だけでお料理したのであくまでもブーリット風です。

このレシピは古い雑誌で気になって取って置いたもの蛸と烏賊のブーリットで紹介されていたものです、今日ちょうど同じような材料があったのでアレンジしながら（でもほとんど忠実に）お料理しました。

　　材料　４人分

　＊茹でたゲソ　300ｇ

　＊茹で海老　100ｇ　頭は残し殻を除いて置く

　＊玉葱　１　微塵切り

　＊大蒜　2-４　片　微塵切り

　＊生姜　２㎝程　微塵切り

　＊トマト水煮　300ｇ

　＊白ワイン　１/４カップ

　＊赤　緑　ピーマン　角1　フランスのピーマンは大きいです（今日は他の材料が無かったので使用しましたが他のお野菜でもどうぞ）

　＊チキンブイヨン　１カップ

　＊ローリエ　タイム　ローズマリーなど

　＊オレンジのゼスト　１個分（なければ入れなくても、これはブーリッドによく入れるものです）

　＊塩　胡椒

アイオリソース　

 

　　　作り方

１鍋にオリーヴオイルを入れ熱し玉葱、大蒜、生姜に微塵切りを炒めカラーピーマンを加えしんなりしたら烏賊のゲソを加えさっと炒める。

2　トマトの微塵切りとその汁を入れ４-５分煮てからチキンブイヨン　香料（オレンジのゼストを含め）を加え更に１５分程煮込む。

３最後に茹で海老を加え温めレモン汁などを加え　塩　胡椒で味の調整をする。アイオリソースを載せる。

　混ぜるのが正当かもしれません。でも私は混ぜないで食卓で個人好きな量で加減しながら食べるのが好みです。

　コーリアンダー　を沢山散らしました。

 

トマトを入れないで作るもの煎っれて作るもの　サフランを入れるシェフもいるし作る人の好みによって色いろとバリエーションあります。最後に汁とアイオリソースと混ぜるのは絶対　色のあまりついていない感じに仕上げるのが伝統的なブーリッドとか。

でもお料理ってあまりこだわらず季節の経済的な素材を使用、好みの味に仕上げるのが家庭の味と私は思うのですが　どうでしょう。

魚介類と野菜を組み合わせたお料理は好きなのでそのうちに又他のブーリッジバージョンご紹介したいと思っています。

フランスではバゲットと食べるのでしょうが今日は日本人好みにカレーピラフを添えました。このピラフは家族の好みでよく注文されるものです。

 カレーピラフ

作り方

　米はといで笊で水を切って置く。

　玉葱、大蒜、生姜の微塵切りをオリーヴオイルとバター半々の中で焦がさないように炒め米を加え米が透き通ってからカレー粉を振りチキンブイヨンを加え　塩、胡椒、普通に炊く。炊き上がる直前に干し葡萄を加え　蒸らすときに醤油を垂らす。

人参の微塵切りを入れたものも家族に好評です。

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