ガレット デ ロワ （王様のガレット）

一月６日は公現節　Epiphanie.東方（中近東）から３人の王様の到来によりキリストの生誕が公けとなった日。フランスでは王様のガレット（Galette des rois ガレット　デ　ロワ)を食べて祝うのが行事です。



この日に始まりこのガレットを食べる期間は長々と続きますよ。本来は中に豆をそっと隠したものです。家族の中で最小年の人がテーブルの下に隠れ　切り分けた人が質問します。これはだーれに。ママに。パパに。私にと返事。事情があり家族を離れている一員にも遠い存在の寂しさの想いをこめて一切れ別に確保。
豆（現在では陶器の人形。色々シリーズで製作されコレクションしている人は沢山）
に遭遇した人は幸せな年に。そしてその配偶者　王妃様を選ぶ事ができます。



ブリオッシュの物とフランジパンの物と２種類。我が家はフランジパンの物。
一寸焦がしてしまいましたが（初めてのレシピでオーブンの温度　高すぎるなと思ったのですが忠実に。１０分位してあわてていつも通りに温度を下げました。
でも下のレシピは確実ですのでご安心。とても美味しくできるレシピですので御紹介。



６人揃ったので大きなガレットを焼きました。パットフイユテ（パイ皮）市販のものは３０cmほど在ります。１０－１２人程で楽しめる物です。でも皆様にはもっと小さい直径２５cmほどの分量を。

　材料
ーパットフイユテ（パイ皮）　２枚　（４００g位）
ーフランジパン　500ｇ（＊クリームパティシエールに　＊アーモンドクリームを加えた物）
ー飾りのキャラメル
　砂糖　30ｇ
　ラム酒　小　1－2
卵　1　表面に塗るためとつなぎのため
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＊クリームパティシエール　２５０g分
　牛乳　20ｃｌ
　卵黄　2
　砂糖　40ｇ
　小麦粉　20ｇ
　バニラ　少々

＊アーモンド　クリーム　２５０g分
　バター　60ｇ
　アーモンドパウダー　75ｇ
　小麦粉　20ｇ
　粉砂糖（普通の砂糖と異なり軽く仕上がります）60ｇ
　ラム酒　大1
　卵　2



　作り方

＊クリームパティシエール
1　牛乳に半量の砂糖を加え完全に溶けるように煮立たせる。
2　卵黄に残りの砂糖を加えリボン状に滑らかになるようにかき混ぜる。
3　小麦粉を少しずつ加え滑らかになるように更にかき混ぜる。
4　牛乳を少しずつ加え綺麗に解けたら火に書け焦がさないように絶えずかき回しながらとろみが付くように煮立てる。
5　火から卸して表面に幕が張らないように時折かき混ぜる。

＊アーモンドクリーム
１柔らかくした小さく切ったバターをかき混ぜ砂糖を少しずつ加えながら砂糖の存在がなくなるまでかき混ぜる。
2　絶えずかき混ぜながら全卵を少しずつアーモンドパウダー小麦粉を加え滑らかになるまで。
3　最後にラム酒を加える。生地は本当に滑らか状態。

ーフランジパンはクリームパティシエールを泡立て器でかき回しながらアーモンドクリームを滑らかになるように混ぜる。この種は少なくとも１時間冷蔵庫で寝かす。



　仕立て方
１　まず一枚のパイ皮を敷きフォークでつつき　２cmほど全周辺に卵を刷毛で塗る。その中にフランジパンを平らに伸ばす。
2　２枚目のパイ皮を被せ完全にくっ付けて綺麗に縁を飾る。
3　表面をフォークで何箇所か深くつつき（空気穴の代わりに）　そしてナイフで飾りの切れ目をつける。
４　全体に卵を塗る。
5　２１０ 度のオーブンで１５分そして１9０度に落とし約２５－３０分.（焼き色オーブンを開けずに観察焼け具合を判断下さい）（オーブンの癖により２００度と１８０度）

仕上げ

砂糖を何も加えずに鍋に入れて火を加える。じわじわ解けて来て液体の飴状になる手前で火から卸しラム酒を加え刷毛でガレットの表面に塗る。
この仕上げは表面艶々そしてパリッとカラメルの味。最後の大切な仕上げです。

読むと面倒くさいようだけれどやってみるとそれほどでもなく上品な本格的なガレットの味が楽しめますよ。中味のフランジパンが沢山。是非お試し下さい。フランスでフランジパン仕立てのガレットはとても高価　そして中味の種の少ない事　甘すぎる事も。

この日は半分を６等分。６人でこの遊びを。
誰が王様だと思います?　主人。静かな食べ方を見てそうだなと　私　見当は大体。
彼の選んだ王妃様は?　判りますよね。他の人だったら家族騒動が起こります物ね。
王冠無かったので月桂樹でシーザーのような物手作りしました。（写真は省略しました）
昨年の記事が此処に。宜しかったらどうぞ。


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