Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

ロワール河沿いの洞窟住居と茸栽培

2008-05-14 23:45:56 | 私の住む街とフランスの紹介
もう本当に二昔前のことだけれど始めてロワール河に家庭滞在した時ルームメートのフィンランドの御友達アンナがこの辺には洞窟に住む人がいるのだから絶対訪れようと強固に言われました。その時代にはこの洞窟住居 (maison troglodytique メゾン トログロディティック)のことについては知識皆無でした。



これはロワール河左岸ソーミュール からシノンに向かう途中の割りと有名なソーミュールワインのカーブです。葡萄畑を前にロワール河の谷の斜面の洞窟にカーブがあります。



ロワール河に削られた谷。その崖の白いTuf(f)autという砂質の白亜の石材はロワール河地方のお城作りのために利用採掘。その後当然穴が出来ますよね。
その跡を利用してワイン貯蓄のカーブに仕立て前には住居 城を構えたり又は洞窟自体を住居に活用。



中に入るとひんやりしています。洞窟を支えるために厚い壁の仕切りが長々縦横しています。中壁には小さな窓が奥深い建築で出来るだけ光を確保するように沢山。
外側には大きな窓 底からはロワール河の優しい風景が見渡せます。

夏場には住み心地がよいでしょうね。




洞窟 他の利用法としては Champignière 茸の栽培 この地方フランスでも有名です。訪れてみました。

それは奥深い迷路ごときの洞窟です。かび臭い湿った匂い。



詳しくは書かないので少ない写真だけれどご想像くださいね。



これはマッシュルーム



マッシュルームの茸菌



プリューロット (Pleurote)平茸の種類
フランスでは養成される茸でマッシュルームト同様一年を通して手に入りやすい茸です。こりこりの歯ごたえ。



これは椎茸。
この4 5年頻繁に出回っています。10年前位にも出ていたけれど。美容のサプリメントとか化粧品に特に。この頃はマルシェでも簡単に手に入ります。でもお値段はごくごく高く私は絶対買いませんよ。

ちなみにマッツシュルームは1kg 4ユーロ。プリューロットは6-7ユーロ。
ところがところが、、、椎茸は20ユーロを越すのですよ。セップを始めとする季節それは美味なの森林産の茸より高価。

土地の美味しい物は果てしなく。自然の恵みの中で生まれる何気ない食べ物を発見賞味したい私です。(野草はただいまかなり凝っていますしね)



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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マルメロの木について (トモコ・タニグチ)
2010-06-06 16:10:31
 果樹についてのお返事ありがとうございます。
 我が家の庭については
 サクランボは堺ニュータウンに住んでいたころ植えたので、土地柄上てっきり、山形県などで栽培されている、ナポレオン等は育たないと思っていたので、、暖地性との品種を、、で、海外在住を終えて帰国した1987年頃から、赤い実が生り始め、、ホントに鈴生りに生った年があったものですから、、最近まで、サクランボは2本植えるという常識を知りませんでした!13年前にここ奈良に引越しさせました!
  イチジクは実家で、白イチジク(ヨーロッパでは普通のものですが、日本では紫色が多い)の木があり、畑に植えるもの、、との事でしたが、父が庭の隅に、、で、毎年熟れきった実を朝捥いできてパンにジャムの様に熨せて食べていたので、この庭にも、、と数年前に植えてみたのですが、、とうとう、育たなくて、この春先には小さな葉をつけていたのに、、残念駄目みたい、、。もう一度チャレンジしようかしら。
 貴女の庭の林檎の木は花、実がついてましたか?今年は可愛そうですね。私は、面白さ半分に食べて美味しかった種を数年前に土に蒔いて、、芽が出たのを、、空いた場所を見つけて植えてます。ヨーロッパでトピアリーや垣根に仕立ててあるのをみて、、今ひょろひょろですが、、1.5m位に育ってます。今年も、花は咲いてませんが。
  洋梨は33年前初めてヨーロッパに行った時毎食後のデザートで食べ、なんと、味の無いものか、日本の梨は甘くて、ジューシーなのに、、と思ったものです。ところが、最近ラ・フランスと称して、山形県で作られた洋梨がなんと美味しい事でしょう。採ってから、柔らかく熟成させると、芳香良く、実もクリームの様に為るのでしょうか?
 マルメロの木はどんな実でどんな木ですか?去年北スペインに行った時に、スペインでは一般的なデザートといわれている、水羊羹の様で、食感はザラザラ感の有る、メンブリッジョを食べ、帰国して花梨の一種と言う事で、トモコ・ANAにも書きました様に、再現を試みたのですが、、花梨の実と種だけでは、固まらず、ゼライス等を使って固めざるを得ませんでした。
 やはり、マルメロは砂糖と煮詰めるだけで、、固まるのかしら?
  あと、杏はありませんが、柿の木、梅の木が堺浜寺の実家跡に今も実を沢山つけ、毎年採って友人に配り周るのですが、、だんだん、億劫になってきましたね。今年は自家用に梅シロップ1.5kと、干し柿30個位で、充分にしよう思います。
 あと、ブルーベリーが今年は多い目で、やっとジャムに?、、キーウイは2代目カップルですが、、なかなか実が生らず、今年はたったの2個?桃は小さい実ですが、ジャムに、、。去年は豊作で8,9月が大変でした。枇杷も実生で、、去年は豊作年、でも虫が、、で、良い所どりで、ジャムに、、。金柑は5粒ほど、もう少し熟れてからと思っていたら、鳥に食べられてしまいました!
  毎月、何かの実が生って欲しいといろいろ植えているのですが、、まだ、葡萄には 挑戦していません。
 
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トモコ・タニグチさんへ (fleur de sel)
2010-05-29 17:47:09
我が家にも2本さくらんぼの木があります。一本はもう一本同じ時期に開花するさくらんぼの木が無いと受精の関係がうも食いか内容で赤くぷりぷりして美味しいのですがあまり収穫はありません。もう一本は黄色っぽいナポレオン種系のもの酸味と甘味の調和したこれも味の良いものです。あとは大きなイチジクの木 沢山なるので時期は鳥の集中攻撃を受けて手を焼いています。食べきれないので毎年コンフイチュール作りにてんてこ舞い。林檎の木が1本。でも下水に根が届きそうなのでやむをえなく今年はきる予定です。小さな洋梨の木が一本。鳥の運んできたマルメロの木が一本。柿の木 あまり実のならないもの一本。あとミニの杏の木 です。
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日本の椎茸について (トモコ・タニグチ)
2010-05-28 10:12:59
 確かに、日本でも 国内産の椎茸はかなり値が張りますね。 安いのは中国産で、、食の安全を思いますと、、高くても国内産を求めてます。  椎茸は傘が平らに開いてなくて、丸まった感じの「どんこ」と呼ばれるものが、、上等です。  干し椎茸は戻す手間がかかりますが、味良いですね。 普段は生を使う事がおおいですが、、。
  さて、貴女様のお庭には、どんな果樹が植えられてますか?
  この、5月は私達の小さな庭の1本の暖地性サクランボの収穫時期で、毎年、旅行には出かけず、袋掛けから、加工品作りまで、頑張っています。豊作年には友人達に声を掛け、遊びに来てもらうのですが、、今年は、やはり、開花後に寒さが続いたり、雨が多かったりで、、収穫のタイミングもうまくいかず、、綺麗な実が少なくて、残念ながら、期待はずれに終わったのですが、、数人の来訪者に「小さいが艶々して真っ赤なルビーの様な実」の採れ採れを僅かでも、口にしてもらえたのが、良かったと思っています。
 
  
  
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トモコ・タニグチさんへ (fleur de sel)
2010-05-11 04:23:18
お返事送れてご免なさい。ちょっと忙しく暮らしておりました。フランスのモリーュやトルッフなどの茸はかなり高価なので庶民的には香り付けに少し使うことが多いです。私もトルッフ葡萄の種油に入れ香りのそのオイルをサラダに使用したりしています。日本人の食に対する姿勢とフランス人とは異なりますね。
夫はインターナショナルな食事に慣れているし私のかなり創作的な料理に浸っているし我が家は典型的なフランス家族とは遠いでしょう。
ところで日本の生椎茸最近出回っていますがかなり高級品です。
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モリーユ食べました! (トモコ・タニグチ)
2010-04-29 22:02:58
  実は昨年から、茸について、少々勉強していて、、日本では「アミガサタケ」という、春に採れる茸がフランスでは、高級食材だと本には書いてあり、、どんな味がするのかしら?
 と、興味を持っていたのです。
 今まで、食したレストランでは、見掛けなかったし、、写真などでは、ほんと変な、、茸に見えないグロテスクな、、形なのですもの、、それが、美味しいなんて、、不思議、、と。
 ところが、一昨日(4月27日)夫と行った大阪の最近出来たらしい、リバーサイドの眺めの良い、高級フレンチレストランで、、大きな海老(オマール海老?)と、アメリケーヌソース?と共に、モリーユが2個ついた皿が出てきたのです!  事前にメニューを見てなかったので、、、ビックリ!思わず「アミガサタケ!」と叫んでしまいました!確かに、少しコリコリ、芳しい香りがしました!たった2つだけですので、、あっと言う間に、、口から消え充分な味わいは出来ませんでしたが、、。
  2003年4月にパリだけ行った時、セーヌから1本北の通りの前菜からデザートまで全て「スフレ料理」で有名なレストランに昼に予約なしに飛び込んで、「何?茸のスフレ」と「ザリガニのスフレ」等を食べた思い出がありますが、、その時のボリュームの凄さに夫はビックリ、2度と行きたくないといってます!、私は、また、行きたいのですが、、。
 日本での一皿のボリュームは、ちょっと物足りないな、、程度で、結構コースでは、、充分な量になりますから。私達の胃は小さいですね!
苺のババロアのコメントにも、お返事有難うございました。また、私の空間にも、いらっして戴きありがとう、最近web検索で「トモコ、タニグチ」と「トモコ・タニグチ2」の入力だけで、、私の旅行記などの表示が出て私の空間に入れるので、、ちょっとビックリしますが、、近道出来そうですので、、また、お時間の有る時除いて見て下さい。最近の旅行は写真だけでも、、載せたいと思っていますので、、よろしく。
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トモコ・タニグチさんへ (fleur de sel)
2010-04-18 22:48:31
お返事送れて失礼しております。モリーユは高級な茸です。薫り高く他の茸は秋の収穫に異なり春収穫の茸です。フランスでは北フランシュ コンテ地方の産が有名。この茸生で食べると毒性が強く煮込んでソースに香りをつける使い方が多いです。フランスでも生はなかなかですが乾燥品は手に入ります。お値段は高めです。
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モリーユについて (トモコ・タニグチ)
2010-04-15 00:13:40
 こんばんわ!
  また、読ませていただいてます!
 今まで、ロワール地方には2度観光にいってますが、、こんな洞窟で茸栽培とは、、知りませんでした! 今度いったら、、見学したいですね。
 最近、モリーユという、キノコに興味があるのですが、、そちらでは、一般的でしょうか?
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Unknown (KSさんへ)
2008-05-20 18:04:29
ロワール河の地方には普通の建築として崖の中に家を構えている人々沢山あるのですよ。私は外側からしか見たことがないけれど。御友達でこのような家に住んでいる人があるので次回は訪問してみたいと思います。
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Unknown (KS)
2008-05-17 00:28:30
こんばんは。
この洞窟すごく興味があります。洞窟って居心地がよい
訳ではないですが原始的で胎内にいるような不思議な
感覚に陥り面白いです。いつか絶対訪れたいな。
その時は行き方を教えて下さいね。
日本でも栃木の大谷石採掘後は戦時中は武器製造工場に
利用されたり最近では生ハムなど作っていると聞きまし
たよ。ちょっと美味しそうですね。
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