Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

鶉の葡萄ソース 茸添え

2010-10-04 17:44:35 | 肉料理 Viandes
昨日の日曜日はちょっとお洒落に。前日のお買い得品の季節の鶉とそれ又季節の葡萄を使って。

鶉の葡萄ソース caille aux raisins  茸添え



このお料理前にもご紹介したことあります。分量は同じ作り方は大体同じです。此処をご覧ください。作り方は本当に簡単です。鴨で作ったことも。茸のフリカッセのレシピが入っています。鶏肉でもどうぞ。鶏と茸と葡萄は本当に相性がよいですよね。

作り方で今日変えてみたのは

1 生の甘味の強いミュスカ種の黒い葡萄(上の写真の物です)をソースにではなく鶉のお腹にタイムと共に詰めソースには干し葡萄だけを使用。

2 干し葡萄は白ワイン30分ほど浸して置いたこと。この白ワインはお料理に使う物です。

3 鶉は脂肪分が少なくオーブン焼きにすると乾くしエステティックの問題(鶏の丸焼きの時もそうだけれど)でそのままだと姿が美しくないので脚を押さえつけるように薄いベーコンで巻いて楊枝で留め綺麗な楕円形に仕上げたこと。
オーブンに入れる前にオリーブオイルを少量かけます。

4 私の好みでカリカリに焼けた鶉が好みなので焼く時間を変えたこと。まず200度のオーブンで10分。180度に下げて35-40分ほど。

5 鶉を焼いたとき出た美味しいお汁 脂を除いてからソースに加えたこと。

付け合せは
インゲンのバターソテー、
trompette de la mort(トロンペット ド ラ モール 死のトランペット  トランペットを思わせる形にその黒さより)のクリーム和え、
後は美味しいソースを味わうためにただ蒸かしただけのじゃが芋です。

鶉を食べる時マスタードを添えると美味しいです。

この茸乾かして保存できることでも知られているけれど使用したことありません。お値段生のものより安いので如何なのだろう 試してみよう。40gで3,5ユーロでした。(モリーユ 網傘茸 などはこの7倍のような高いお値段で手がでませんけれどね。笑)

戻す前 10g



戻した後 10g



戻し方は多目の水に入れて沸騰7分間煮立たせ その後火を止めて10分間ふやかしその後は網状のお玉で引き出し何回かすすげば生のものと同様に使えると書いてありました。
お汁も使えるようだけれど真っ黒だし私には匂いがきつすぎ、クリーム煮に入れたら色も悪くなってしまうので捨ててしまいました。

初めて使ってみた感想は生のものに比べてかなり香りが濃厚。食感は生のものよりこりこり。生のものは即食べないと傷んでしまうけれどやはり私は生のものの方が良いなー。

この茸茸狩りで絶対自信のある数少ない茸の一つなのですよ。



雨が降らなくて茸がマルシェに出てこないと悔やみながらこの記事を書いていたら今日はなんと集中雨。さあ茸さんたち沢山出てくるでしょうか?
楽しみ!!!

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yetiherder)
2010-10-05 04:01:21
いろんな種類のキノコ料理、たのしく読ませてもらってます。

キノコの育つ気候じゃないので、恋しいです~ヒラタケやマッシュルーム、それに乾物でもいろいろ料理はできますが、たまにはひと味違うのもいいですよね。
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Unknown (Mchappykun)
2010-10-05 05:00:34
鶉の料理、おしゃれですね。黒ぶどうをお腹に詰めるというのもなかなか美味しそう。レーズンは普通のものですか?鶉と葡萄と茸。秋らしい素敵なお料理です。鶉、というところに私、とても心を動かされています。こちらでも鶉が手に入るか調べてみます。少なくとも、その辺のスーパーでは見かけたことがないので...
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Unknown (タヌ子)
2010-10-05 12:12:08
ウズラって美味しいけれど、食べるのが面倒くさくて(笑)、なかなか自分では調理する気になれません…
でも、フルーツソースとの相性はぴったりですよね。
死者のトランペット、最初に見た時はギョっとしましたが、バターソテーが美味しくて、それからすっかりファンになりました。
私もドライのものは使ったことがありませんが、ザグレブでは生を見かけないので、今度試してみます。
このキノコは見分けも簡単だし、集団で生えてるから、一つ見つかると大量収穫できていいですよね!
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Unknown (ぴよ)
2010-10-05 12:44:41
鶉の料理を、初めて見ました。
おなかに、タイム&プチスイスを詰めたり、タイム&黒葡萄詰めたりするのですね。
トロンペット ド ラ モールも、初めてで…お恥ずかしいです。乾燥した状態が、木耳に感じが似ているキノコなのですね。
葡萄、馬鈴薯、キノコなど秋の旬が集合した一皿に、森の収穫祭を感じました。
素敵なお料理に、うっとりしています。

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yetiherderさんへ (fleur de sel)
2010-10-06 02:23:26
私こそ美味しそうな茸のお料理拝見しました。葡萄の葉は私まだ遣ったことが無いので未知の物。ギリシャに旅立ちたいです。お料理って味わって知るもの。本では習える物ではないですものね。
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Mchappykunさんへ (fleur de sel)
2010-10-06 02:32:11
葡萄はミュスカ 干し葡萄は サルタナ種です。イタリア産の白い大きな葡萄は
皮剥きやすくて私には便利なのですが主人が味が無いと言うので。鶉は初秋に出回ります。季節の味に心惹かれました。
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タヌコさんへ (fleur de sel)
2010-10-06 02:44:47
鶉フランスではソースの中で仕上げるレシピ多いけれど私はカリカリに焼くのが好き。お行儀悪くても手にとってかじるのが好き。主人は手を汚すのが嫌いだからナイフとフォークで食べるけれど。でもフランスの歴史考えると皆手で食べていますよね。この茸のドライは正直言って戻す時かなり匂いがきついと思いました。食べる時には大丈夫。きっと細かく切りテリーヌやクネルの中に入れると美味しいでしょうね。
まあ椎茸 と干し椎茸もかなり香りが変わるし。干しモリーユなどは如何なのかと思っています。生のものにはあまり出会わないし乾燥物試すには非常に高価だし気に入らないと後残った物どうするか分かりませんし。どうしよう。
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ぴよさんへ (fleur de sel)
2010-10-06 02:48:26
いつも私の記事読んでくださって有難うございます。ぴよさんのお料理には日本心底の暖かいお料理 ノスタルジーかきたてられます。心に体に優しいお料理。日本にいたらきっとこのようなお料理食べていると思います。
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Unknown (ソーニャ)
2010-10-06 12:57:38
鶉をレストランで食べるのみです。
レストランよりemiさんの鶉の方が身体に優しそうです。
また、死のトランペットなんて随分と物騒なネーミングですよね。今年の茸は出来が悪くて、
えのはなの生300グラムが¥3800と高価なので
干して炊き込みはお正月になりそうです。
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ソーニャさんへ (fleur de sel)
2010-10-06 18:53:41
私は脂に弱いのでついつい油分の少ないお料理に走ります。今カルフールマーケットから帰ってきたのですが茸が割と手軽なお値段で沢山出ていました。少しだけ購入。茸は傷みやすいから。
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